竜50銭銀貨 明治37年銘

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明治初期の新貨条例に代わる貨幣法(明治30年3月29日法律第16号)に基づき、本位金貨(無制限通用)に対する補助通貨として発行された銀貨の一派です。基本的には明治6年の新貨条例改正による竜50銭銀貨、すなわち明治6年銘〜明治18年銘のものを踏襲したデザインですが、それまで表面であった竜図が明治30年銘から裏面となっています。

50銭銀貨を含む補助通貨では、明治39年銘から竜図に代えて日章(いわゆる旭日)が採用されており、明治37年銘は竜図の銀貨それ自体の末期に発行されたものです。

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