寛永通宝 八戸藩葛巻銭 目寛

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八戸藩葛巻村(現: 岩手県岩手郡葛巻町)において鋳造されたといわれる寛永通宝です。文化年間に盛岡(南部)藩が凶作続きの領民救済のため鹿角銭座を開設、その正用銭が引き続き八戸藩葛巻私炉にてに密鋳されたものと推定されています。非常に小径で、写真の銭は直径19mm程度に収まっています。

書手としては、狭い所に寛の字が押し込まれるように配されており、見画の目が大きく足が極めて小さくなっています。その形態から、四ツ宝銭座寛を鋳写ししたものと考えられています。

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