フランス 10ユーロ「美術館の傑作シリーズ」民衆を導く自由の女神

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世界の美術館に収まる名画にスポットを当てた「美術館の傑作シリーズ」の1枚です。2023年発行分は女性を主役とする名画がテーマで、「マリー・アントワネット」、喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」、「民衆を導く自由の女神」の3種が発行されました。

民衆を導く自由の女神は、ウジェーヌ・ドラクロワによって描かれました。フランス7月革命におけるパリ市街戦の場面を描いたものとされています。フランス国旗を手に民衆を導く女性の姿は、フランスを象徴する女性像「マリアンヌ」のモデルの1つであり、まさに今日のフランスに繋がる名画といえるものです。

裏側は、フランスを代表する美術館を様々な視点から描き、1つの図案に昇華させたものです。左上はオルセー美術館の館内、右にはルーヴル美術館のファサード、中央にはサレ館(現:ピカソ美術館)、下にビロン邸(現:ロダン美術館)のファサードが取り上げられ、ポンピドゥー・センターの階段が重なる図案となっています。

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