私的Neue Deutsche Welle
私的Neue Deutsche Welle
初版 2024/03/17 19:15
改訂 2024/04/06 00:16
丁度、大学生1年の頃(1980年?)ですね。私は、まぁ、それまでは1970年代パンクとかニューウェーブとかテクノ・ポップとかに心酔していた訳ですが、多分、大阪のRock Magazineで特集されていた”Neue Deutsche Welle: ノイエ・ドイッチェ・ヴェレ(以下NDWと表記)”、要するに独逸のニューウェーブ(なので、英語ではGerman New Waveとも)が特集されていたのですが、当時のカセット・カルチャーとか安価なシンセの販売とかとも相まって、その動きに興味を持ちました。その時に、付録で付いていたDie Kruppsのライブ音源のソノシートを聴いて、私の脳はぶち抜かれました。それで、じゃあ、買おうと思っても、中々、日本には輸入盤も入って来ず、実際の音源を聴くことが出来たのは、Einstrutzende NeubautenやDer Plan或いはDAFと言った有名どころに限定されており、実際の音楽を聴く機会はそんなに無かったです。その頃、巻き起こった現象のひとつに、英語のTheに当たるのが、独逸語だとDieとかDerだったりすると言うことで、Derを「デア」と呼ぶか?「デル」と呼ぶか?の論争?もありました。日本語だと難しいですね。その後、私自身が音楽から医学へと興味を移ったこともあり、集めるのは辞めていたのですが、1990年代になって、音楽を再開し、その際に知り合った田野さん(MSBRと言うノイズユニットをやっており、2000年代初頭に彼が亡くなる迄、親友であり、また雑誌「電子雑音」の編集長でもあったキーパーソン)が意外な事にNDW好きで、結構、レアな音源を持っていたことと、当時、知り合ったノイズ専門の輸入盤屋NEdSの店長U氏もNDW推しであったことから、再度、私もNDWの音源を集めることになりました。その時は、CDが中心でしたが、それでもシングルやLPも含めて、買い集めていました。その後、私は仕事の関係で、大阪→三島→静岡と引越ししており、2005年から第三期として音楽活動を再開するのですが、そこで、知らず知らずのうちに、またNDWの音源、特にLPや12インチEPを集め始めます。それが、今現在まで続いている訳です。特に、ここ最近は、海外通販を利用しての購入もするようになり (円安なのでキツいです)、また、NDW推しのレーベルが再発やセルフ・コンピレーション等を出しているので、これがもう堪らないですね! と言う訳で、そのNDWの魅力について、具体的なバンドを挙げつつ、徒然に書いてみたいと思います。
注1) なお、ここでは、敢えてNeue Deutsche Welleと言う言葉で書いていますが、この言葉に嫌悪感を示す独逸人アーティストも多いと聞きますので、使用には充分気を付けて下さい。
注2) それと、これは解説文ではなく、私の個人的なNDWに関する散文なので、史料にはなるべく注意して書いていますが、バンドやアーティストの選び方や作品に対する個人的な感想も入っていることを予めご承知おき下さい。
注3) ここに記述している音源を、私は全部聴いている訳ではありませんので、不確かな表現もあるかもしれませんが、その点もご容赦下さい。
参考文献:
小柳カヲル著「クラウトロック大全」増補改訂版 (2022年)
Wikipedia (英語版及び独逸語版)
4AD
2024/03/17 - 編集済みネッズの店長さんとは電話でやりとりしたことがあります。 経緯は忘れましたが 彼の知り合いの人とつないでくれて あるレコードを通販してもらいました。ネッズの店長とは同じNEW WAVE系が好きでもジャンルがお互い違ったのですが、なんか気さくに話してくれましたね
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Dr K2
2024/03/17NEdSの店長とは、1994年位からの付き合いですね。以前は、市川に住んでいたので、よく西新宿には入り浸っていました。コロナで、結構大変だったみたいですが、何とか今でもやってますね。
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