原作漫画版「遊☆戯☆王」の解説
高橋和希先生の代表作品である 「遊☆戯☆王」は、週間少年ジャンプ 1996年42号〜2004年15号で掲載された 人気漫画となっている。 高校生の主人公、「武藤遊戯」が祖父の 発見した「千年パズル」を組み上げた事で 古代のファラオの魂をその身に宿し、 悪人達を「闇のゲーム」で裁くという 勧善懲悪物のいわゆる「必殺」系漫画 であった。(少年誌という事もあり、大怪我を負わせる辺りで止めてはいるが、 中には精神崩壊や魂を封印されるといったより残虐な物も有る。) 上記はあくまで初期の作風であり、 途中からは作中に登場したカードゲーム 「マジックアンドウィザーズ」が 物語の根幹を成すカードバトル漫画と なっており、そちらのカードゲームが 今日の「遊戯王オフィシャルカード ゲーム」の元ネタとなっている訳である。 当初の悪人と繰り広げられる「闇の ゲーム」路線では、漫画連載中の人気が 伸び悩んだ事も合わさり、別の路線へ 舵を切る事になる。 過去回の中でも「龍札」という中国風の 創作カードバトルを取扱った回は読者からの反響が大きかった事もあり、カード バトルメインの作品になっていったという経緯である。 カードバトル漫画となった後は不動の 人気を獲得し、「遊戯王オフィシャル カードゲーム」の商品化へと繋がる 事となった。 〈未開封〉遊戯王デュエルモンスターズ 「Vol.1」 https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/80 kerberos-MG34 「遊戯王オフィシャルカードゲーム」の 前に「バンダイ版」と呼ばれる前身の カードが存在しており、1999年登場の OCG「Vol.1」より前から遊戯王カードを 遊んでいた人達からしたら、 「バンダイ版」の方が「遊戯王カード」の イメージが当時は強かったのでは? 〈当時物〉 バンダイ版 「竜騎士ガイア」 https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/670 kerberos-MG34 2024年でとうとう遊戯王OCG25周年 となり、2022年に作者の高橋和希先生が海難事故で亡くなられるという アクシデントを乗り越え、現在も 世界中で愛される有名カードゲームの 地位を確立している。 〈当時物〉「トークン(闇遊戯&海馬)」QCDB-JPT01 シークレットレア https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/1251 kerberos-MG34 「原作漫画」及び「遊戯王オフィシャル カードゲーム」について触れさせて頂いたところで、次回からはいよいよOCGの カードについて解説させて頂きたい。 次回「遊戯王OCG カードの説明」。 デュエルスタンバイ!