下津井電鉄モハ102+クハ23(旧塗色)

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■モデルについて
しなのマイクロが昭和53年に「ぷろじぇくと80」ブランドで発売した1/80ナローの完成品です。このモデルの発売形態は、トータルキット、塗装済みキット、完成品とあり、さらに旧塗色と当時の現役色とありました。これは旧塗色での珍しい完成品です。駆動装置はインサイドギアながらサガミ小型カンモーターを採用しています。プレスや塗装の荒さもありますがよくまとまったモデルになっています。意欲的なしなのマイクロでは同じ下津井電鉄のモハ52の商品化企画がありましたが実現することはありませんでした。

■実車について
瀬戸大橋を臨む倉敷市下津井を走っていた下津井電鉄ナロー線の車輌です。昭和29年製で固定窓には当時流行のHゴム嵌め殺しを採用していますが、これまでの荷台のついた古風な車輌から2輛ユニットの近代的なスタイルになりました。昭和時代を走り抜き、モハ102は平成2年に廃車されました。その翌年にナロー線は廃止されましたが、クハ23から改造されていたモハ1001は保存会の手により現存しています。

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