近鉄モ2252

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■モデルについて
大阪線特急車2250系の正面窓が木枠の1次車モデルです。昭和53年頃のモデルだと思います。ロコモデルが得意とする吊掛け式旧型車なのですが、キット発売は昭和53年になっています。屋根が浅く四角ばったスタイルになったこの車輌は実車のイメージを捉えることが難しく、モデルはまったく別モノのようになってしまっています。ライトは鋳造の際に出るバリが入った粗悪なホワイトメタル、幌はプラスチック、パンタグラフは小ぶりなプレス廉価版のPS-16を付けています。それでも連続窓と「白眉」とよばれたクリーム+ダークブルー色、サイドに付けた羽根型expressマークが特急を演出しています。
■実車について
昭和28年製の大阪線特急専用の電動車です。3次にわたって増備されました。以前の特急には一般在来車を格上げ使用してきましたが、伊勢神宮式年遷宮にあわせて大阪線初の特急専用車を新造しました。2200系を踏襲した前世代スタイルでしたがオールクロスシート、冷房装置を備えました。高性能特急車が投入された後もオレンジ+ダークブルーに塗り替え、昭和38年まで特急運転されました。格下げ後も大阪線急行に使用されていましたが、後年は名古屋線でも急行に用いられました。最晩年には2253,2257が鮮魚列車になっています。

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