『マーフィーの法則 / アーサー・ブロック』《アスキー出版局》

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アスキー出版局より、1993年に発行された『マーフィーの法則 現代アメリカの知性』MURPHY'S LAWです。アーサー・ブロック/著、倉骨彰/訳、A5版ソフトカバー268頁。ISBN4-7561-0326-X。続編的な『続・マーフィーの法則 現代日本の知性』は日本マーフィー普及会編で、1994年に発行されました。ISBN4-7561-0334-0。
“失敗する可能性のあるものは失敗する”“悪い状況は放置しておくと、なお悪くなる”“作業の手順が複数個あって、その内破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する。”等々、皮肉の効いた警句、あるいはユーモア集として知られる『マーフィの法則』は、J・P・ホーガンのSF小説『星を継ぐもの』(1977)の中でも言及されているほどの人気を誇るユーモア集です。日本で言えば、サラリーマン川柳に近い趣があります。
パソコン雑誌で知られるアスキー出版局から訳出されたように、日本では主にコンピュータ技術者を中心に人気が高まっていったようで、コミックソングで知られる嘉門達夫氏が「マーフィーの法則」という曲を発表してるほどです。なお、『続・マーフィーの法則』は、正編を読んだ読者によるオリジナル法則を編集したものです。
物事を考える警句として、最近読み返して、しみじみと感じるモノもあります。
#ノンフィクション #マーフィーの法則 #アーサー・ブロック #倉骨彰 #アスキー出版局
https://muuseo.com/jason1208/items/760
https://youtu.be/EYJPr4b9u9E
※音量大きいです。注意!

『星を継ぐもの』三部作《創元推理文庫》
創元推理文庫より1980年に発行された『星を継ぐもの』です。ジェイムズ・P・ホーガン/著、池央耿/訳、続編である『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』と合わせて、三部作と言われています。文庫版308頁、321頁、469頁。(カバーイラストは加藤直之氏による) “月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、五万年以上前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが…。” 太陽系内への進出を開始した地球人の前に現れた、数万年に及ぶ人類の起源と太陽系の危機の謎を、鮮やかに描き出して、SF作家ジェイムズ・P・ホーガン(1941-2010)の代表作となった作品です。 『星を継ぐもの』三部作では「ファーストコンタクト」や「超光速航法」「星系規模の災害」「宇宙戦争」など、宇宙SFの主要なテーマが描かれています。 2011年から2012年にかけて、日本の漫画家・星野之宣の手でこの『星を継ぐもの』三部作がコミック化されました。(画像4,5)こちらでは三部作の連続性が強調され、独自の解釈やエピソードが付け加えられています。 なお、『星を継ぐもの』三部作には、『内なる宇宙』という続編もありますが、基本同じ登場人物や設定を使った、別の物語という印象でした。 (2023/2/6追記)画像6は米本国版ペーパーバック『星を継ぐもの』。アートの出来が桁違いです。 #宇宙SF #ハードSF #ジェイムズ・P・ホーガン #池央耿 #創元推理文庫
https://muuseo.com/jason1208/items/760

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