Yes / Big Generator

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プログレファンの度肝を抜いた90125から4年、流石にもう次はないだろうという大方の予測を裏切り登場した新作には更なる落胆を… 前作以上にポップ化したサウンドはまさに風情のない機械的なジャケが象徴していた。(アナログとCDでは配色が全く違いデザインも若干違うのだがそんな事どうでも良いレベル)
重要戦犯であるTrevor Ravinに対する風当たりは更にきついものになった筈。

時代は過去の隠れたプログレ系、特にイタリアをはじめとするアナログでは高嶺の華だった作品群がCD化されつつあって保守的なプログレファン層の興味は一気に懐古へと進みつつあった頃だ、俺も勿論その一人であった
案の定ジョンアンダーソンはその後早々に脱退、クリス抜きで昔のメンバーとAWBHを結成する。
結局分裂した両者はどちらも行き詰まり今度はグループごと合体するという離れ技をやってのけ8人YESとなって全国ツアー(このツアーは俺も行ったけど結構良かったw)、その後も脱退離散メモラビアを繰り返しサウンドの要であったクリスの死でオリジナルYESでの活動はもう叶わない

長いバンドの歴史の一部分としてこの編成のYES(次作Talkを含め)を考え今の耳で聴いてみると意外に悪くなかったと気がつく、ちょうど後年になって再評価されたディシプリン期のクリムゾンみたいな感じかな???
そういえばTalkのツアー以降は結構近年まで全盛期のメンバーで何度か来日を繰り返したけど、はるかに安定したTrevorのギターがあったらなあと感じた瞬間も確かにあったんだよね…

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