ジャケ買いマン
ジャケ買いこそライフワーク
ジャケが良ければ中身がクソでも許そう、ジャケを買ったと思えば良いのである
30cm四方に込めた熱いクリエイターたちの埋もれてしまった息吹を再び地上にサルベージすべくジャケ買いマンは日々レコードジャケ探求の任につくのであった
【ご注意】若い頃印刷屋で現場を3年、営業を5年経験しているのでオールドスタイルの印刷技法や効果にはちとうるさくたまにウンチクが入ります
■収集癖は切手→プラモデル(ww2)→書籍→レコード→フィギュア→骨董全般→根付→∞ 家が物で潰れそうです
https://twitter.com/jackeguyman
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Twitterアカウント「ジャケ買いマン」別館
殿堂入りナイスジャケ展示場です
ジャケこそは命、内容の良し悪しやジャンル関係無しでサルベージされた良ジャケの世界をお楽しみください
美しい女性のジャケはもうそれだけで購買理由になりうるよね
もちろん美しいだけじゃイカんのやけど
構図、色合い、トリミング加減… 様々な要素が複雑に絡み合って織りなす芸術的ジャケへの探求は永遠のロマン
単色〜2色刷りのジャケはシンプルながら魅力的に映るものが多い
色の選択と被写体のクオリティが誤魔化すことなく露わになる緊張感に溢れた正に戦いなのだ
演奏者や歌唱者の姿形を知る事はそれらの音楽を鑑賞する際のイマジネーションを膨らます大きな助けとなりうる
ただのスナップ写真から凝ったロケーションまで千差万別、様々な偶然や必然から素晴らしいカバーアートが生まれることもしばしば
絵心のある人物がバンドやその周辺に居るとジャケの制作時に選択肢が一気に広がるものだ
有史以前の写真にフォントを組み合わせる一般王道ジャケパターンが無限大に広がりカヴァーアートとしての芸術的市民権を獲得するに多大なる影響を与えたのは間違いない
極彩色に彩られたジャケはそれだけで感覚を視覚のみならず時間軸まで歪ませる
知覚の扉を強引に開き脳内旅行へと誘うパスポートなのだ
バンドやアーティスト、作品の方向性をを視覚的に第三者に簡潔に伝える一つの方法として独自のロゴデザインや抽象的物質をジャケに廃する事も多い
ジャンルによってある程度の方向性もあったりして意外にも趣は深いものなのである
日本独自のレコード文化の中で無視できないのが「帯」の存在である
ジャケの左隅に巻かれた帯に様々な情報が追加されて購買意欲を煽る
だがしかし、コレクターズ品としてのレコードの価値が一般化されない時代にはこれらの帯は本来のジャケの美観を損なう物として多数が破り去られ破棄されている
振り返ってみると意外にもデザイン的に優れていたり名コピーが添えられていたりと価値あるものも多い
ここでは帯デザイナー達の素晴らしい仕事を再評価したいと思う
やる気はあるのか？売る気はあるのか？
表現力に乏しいアーティストの断末魔？
もしくはレコード会社の独断か？
それともクソジャケと俺認定してしまう俺の感性がおかしいのか？
ここはあまりにも酷いジャケ達が集う反省室
もしくは愛に満ちた応援…
シングル盤、ドーナツ盤、EP、と称される直径17cmの円盤に一曲のみ刻まれた音楽を紹介するための手段、流行歌として人々に認知させるための過酷なレースに勝利するため7インチ四方の薄っぺらい紙にジャケデザイナー達は全身全霊を捧げたのであった。
CDの時代になって収容するケースは小さくなってしまった
だがしかし、小さくなってしまったのに伴って外装、装丁の芸術的表現の可能性は大幅にアップしたのだ。
発掘音源、リマスター、ボックスセット…それらの一部は魅力的なオーラを放ちながら俺たちの購買心を煽り立てる
