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America / Homecoming
オレンジ色の朝焼けをバックにポーズを取る地味な3人の男たち デビュー作「名前のない馬」が予想外にヒットしてしまったのを受けて豪華3面見開きジャケを奢られたセカンド 合成なんだけどメンバーと背景の雰囲気はなかなか良くて印象深いジャケだよね その後の作品のジャケはどれも地味でつまらないだけにこの作品の見栄えの良さもあって彼らの代表作扱いも納得、もちろん内容もそこそこ良い イギリス在住時に結成されたバンドで母国アメリカへの郷愁感が売り? スタイルはそのまんまCN&Yなんだけど少し垢抜けてないところが逆に強みなのかな? 基本アコギベースの曲調が次々とスタイルなんだけど演奏、ハーモニーもしっかりしてて気持ちいいね 気がついたらたまーにターンテーブルに乗ってるんです的なアルバムだよ https://youtu.be/tnV7dTXlXxs #アナログレコード #レコード #カントリーロック #CN&Y
JPN 86 ワーナー P8291W ¥200ジャケ買いマン
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Juana Molina / Un Dia
このヤバそうなジャケだけで購入条件MAX アルゼンチンの音響系?フアナさんの5作目らしい ループを多用した独特の変態世界にようこそ的な怪作 他のも聴いてみたけどアルバム事に毛色は違ってそれぞれ好みの差はあるけどなかなか面白い事をやる人だね、南米のシーンもけっこうヤバい 日本にも結構来てるみたい 結構いい歳(還暦オーバー)なんだけど現役のアーティスト感は凄いね、 こういう人がいると年代が近いといろんな意味でとても励みになるよ https://youtu.be/NsMYnERBR8Y #音楽CD #デジパック #音響系 #ルーパー #還暦 #魔女 #フジロック
UK 90 Domino. WIGCD227J ¥500ジャケ買いマン
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Chris Montez / The More I See You
3人のブロンド美女を従えてご満悦の冴えない男 クリスモンデスといえば日本では辺見マリの「経験」の元ネタとなった「愛の聖書」の一発屋っぽい扱いなんだけどA&M時代にはなかなかの傑作が多い 本作は社長ハーブアルパートが自らプロデュースしたブラジリアンテイストに溢れたソフトロック界隈でも人気の高い一枚だ その中性的な声は独特な倍音に溢れて硬質的だけど結構甘い アルバム通してグロッケン(鉄琴)の音が効果的に使われていて彼の声質をうまくサポートしてる感じだね 現品は多分2000年位のリイシュー物なんだけどトリミングで左の美女が下半分見切れてる、右の美女はやっぱり左半分見切れてる なんでやねん このアルバムリイシュー重ねる毎にどんどん美女が見切れて行くという謎仕様 ジャケ写自体もボケまくり もう少し良い仕事しなきゃイカンね https://youtu.be/R5m3w9VmqSE #レコード アナログレコード #ソフトロック #ボサノバ #ハーブアルパート #A&M
JPN 82 A&M Lex9310 ¥300ジャケ買いマン
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UK/same 憂国の四士
1978年と言えば完全にプログレは斜陽産業 そんなプログレ王国の衰退を憂う4人の藩士が立ち上がった! 的な邦題が熱い、熱すぎる 青地に白抜きの帯も熱い、熱すぎる クリムゾン残党の2人にジョブソン、ホールズワースというテクニシャンが集うスーパーグループはオールドスタイルのプログレの最後っ屁といっても良いだろう 幸いな事に俺はギリギリこの最後っ屁を嗅いだ1人 多分これがプログレ初体験 ラジオか何かで聴いて普通にカッコいいと思った訳でこの流れでクリムゾンやピンクフロイド等の王道に時代を遡っていく事に..... だがしかし、バンドは早速メンバーチェンジしてもう一枚アルバムを発表してあえなく解散 80年代の生き残りをかけポップと融合していく模様 https://youtu.be/hMu7XUc9OcI #レコード #アナログレコード #プログレ #キングクリムゾン #イエス #KingCrimson #Yes #JohnWetton #BillBruford
JPN 84 ポリドール MPF1169 ¥700ジャケ買いマン
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うしろゆびさされ組/unlimited
おニャン子クラブが大ブームだった80年代半ば、 ちょうど20歳前後だった俺は恥ずかしながら音楽の趣味的にも最もとんがっていた時期でこの手の流行り物に対し商業音楽の権化として嫌悪感を抱いていた 存在は知ってるけど聴いたことのない類の代表格としてのおニャン子クラブ、そこから派生したユニットがこの「うしろゆびさされ組」だ 名前がすごい、あと「うしろ髪ひかれ隊」とか「ニャンギラス」とかあったよね テキトーに思いついては名前つけてったとしか思えんw ジャケはポップ感が強く悪くはないね おまけの物量がすごい 製作コスト度外視なバブルに向かってまっしぐら仕様でお買い得感は強い 申し訳ないけどわざわざ針を落として聴くのもなんか小っ恥ずかしくてYouTubeで一曲だけこっそり聴いてみた エレポップの影響下にある当時の歌謡曲って感じかな? スタッフもまだまだ若いだろうから音楽的に面白い事をしてみようと言う遊び心は十分感じられて悪くない? 実はおニャン子関連帯がついてて状態良くて100円なら今まで結構買ってたから地味に沢山あるよ どれも一回も聴いてないけど… 暇があったらゆっくり聴いてみるかな… https://youtu.be/mDXEx1TSHrs #レコード #アナログレコード #おニャン子クラブ #ゆうゆ #岩井小百合 #アイドル #エレポップ
JPN 84 キャニオン C28A0555 ¥100ジャケ買いマン
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The Magic Lanterns / Shame Shame
10ccのゴドレイ&クレームが初期には参加していたというUKポップバンド 3枚のアルバムを残してるんだけどコレは1969年の2nd もうこの頃にはゴドレイさんもクレームさんももういないんだけどね タイトルトラックが北米で大ヒットしたんだけど後には続かず一発屋扱いだね ごく初期にいたメンバーの名前で語られる事が多いってのもちょっと悲しい 良くも悪くも全体的には地味で当時ありがちなB級ポップバンドなんだけど時代の雰囲気は十分 ジャケがなかなか良くて随分前にジャケ買い もうちょっとサイケなのを期待したんだけどサイケ度は薄いので肩透かし キンクスっぽい英国の匂いがするにはするんだけど 圧倒的に良いメロディラインの曲が少ないってのが敗因かな〜 もう一回言うよ ジャケは良い 更には米盤なんだけどアトランティックレーベルの作品がずらりと並んだ広告を兼ねた中袋… コレも良いんだよね、コルトレーンやアレサフランクリンみたいなパッと見ただけでわかる名盤から見たこともない聞いたこともないアーティストのまでカタログナンバー関係なしに載ってて見てるだけで飽きないんだけど異常なほどのナイスジャケ率は圧巻 こういうのが普通にリリースされた販売されていた素晴らしい時代だ https://youtu.be/z0wEG7uUL-M #レコード #アナログレコード #UkPop #SoftRock #一発屋 #中袋が良い
US 86 Atlantic SD8217 ¥500ジャケ買いマン
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VA/punk 1977-2007 30th Anniversary Limited Edition
アルゼンチンの謎のレーベルよりリリース パンク誕生30周年コンピを装った3枚組 ピストルズの唯一のアルバム「勝手にしやがれ」の愛あるオマージュ、観音折りデジパックで厚みもあってちょっと嬉しい CD1が‘77Revolutionと銘打ってパンク聡明期の有名どころから中堅あたり、権利関係がヤバいのかクラッシュはスルー CD 2は80’sハードコア系? ちょっと多様化してった時代かな? 知らんバンドもあるかなぁ CD 3はroots andレア系 ちょっとムリあるのも? 多分新品でもせいぜい2000円行くか行かないかのハーフオフィシャルな廉価CDって感じかな? だがしかし、選曲マンのパンク愛は十分感じられるなかなかマニアック仕様 大人の事情か使用音源はオリジナルじゃなくてライヴとかオンエア物っぽいね、全部がどうかわからんけど しかしながらこうやってまとめて聴くとピストルズって結構メロディアスでマトモじゃん? と再認識 #パンクロック #音楽CD #sexPistols
85 Music Brokers MBB7028 ¥100 2007ジャケ買いマン
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裕木奈江 森の時間
日本のCDにおけるアートワークの革命的名作がこれである 物音ひとつしない深夜の森の静寂の中妖精の如く遊ぶような裕生の姿が美しすぎる逸品 美しさのキーワードは「薄幸」だ 「裕木奈江」… 美しい字面なれどこの名前からも薄幸なオーラがジワジワと染み出しているようだ 存在は知ってるんだけど彼女がどんな人なのかよく知らないし、実際に幸が薄いかはどうか分からんから薄幸認定は申し訳ないんやけどね、ごめんよ だがしかし、俺の中では永遠の薄幸妖精少女なイメージをそのままにしておきたいから彼女のことはあえて調べないでおこう この頃からスリップケースにちょっとした写真集のようなブックレットが添付される事も多くなったんだけど、このブックレットがまた素晴らしい 一連のフォトセッションでワンピースを着た裕生の様々なショットが堪能できる 今回は少し露光を絞って撮影してみた、是非スライドショーで美しさを堪能して欲しい 俺の入手したブツは残念ながらケースにやや打痕やスレがあるので永久保存用として新品を鋭意捜索中である(¥500以下で希望) 一回だけ聴いてみた 裕生の歌は音程が結構不安定なんだけどそれでいいのだ 変に修正とかせず敢えてこのままにしたのだろう 今にも消え入りそうな儚さがその音楽の中にギリギリの存在感を保っているようだ 多分しばらくは聴かないだろうけどねw #音楽CD #裕木奈江 #薄幸美人 #ワンピース #森の妖精 #儚い #スリップケース
96 CBSソニー SRCL2589 ¥100 1993ジャケ買いマン
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Uriah Heep / Look at Yourself
彼らの代表作として今でも評価の高い作品だね タイトルナンバーは5分の中に沢山の仕掛けをカッコよくドラマティックに詰め込んだオルガンロックの美味しいエッセンス満載なブリティッシュハードロックの一つの到達点になってるんじゃないかな? 鈍く反射する銀蒸着紙を中央くり抜き部分に中から貼り付けて鏡を模した一種の変形ジャケ タイトルのLook at Yourself〜お前自身を見てみな〜 直訳するとこんな感じだろうけど意味的には 「お前ちょっと反省しろよ」 と言ったニュアンスっぽいね ジャケ上部左右に印刷されたちょっとキツそうな責めた眼差しがそう言ってるみたい 事実ハードオフの値札付けマンはその叱責にも似た眼差しに我慢できず恐らく無意識のうちに目の部分に値札を貼ってしまった模様 #レコード #アナログレコード #ハードロック #プログレ #ブリティッシュロック #ハモンドオルガン
JPN 84 東芝EMI WBS71018 ¥100ジャケ買いマン
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岩崎宏美/飛行船
小学五年生の時、俺の人生最初のモテ期が到来した 当時俺はマンガ家を志望していて2週間に一度の3本の連載を持っていてクラスの連中に回し読みさせていたのだ その3本+1本はこんな感じだ 「男軍対女軍」 これは当時クラスでドッジボールが流行していて男女に別れて昼休みや放課後に毎日のように対戦していてそれを漫画化したものだ 男軍はメンバーそれぞれに帝国海軍の艦船や航空機を振り分け女軍はアメリカを中心にした連合国の兵器だ、兵器を擬人化した艦これの40年先を行ってた画期的な作品である 「ウンコマン」 これはあまり評判はよろしくなかったんだけど当時戦隊モノのパイオニアであったゴレンジャーが放送開始、俺はそれにならって「ウンコマン」「シッコマン」「オナラマン」「オシリマン」「チ○ボマン」の5人の戦士が悪と戦う話を創作、しかし途中からトイレット博士のような下品なギャグマンガになってしまう、最終的にはクラスの誰かが親にチクってプチ問題化、あえなく休載となってしまう 「切手野郎」 ウンコマンの代わりに急遽連載を始めたのがこれだ。 切手収集を題材とした根性マンガで主人公(俺)が様々な苦難を乗り越えて珍しい切手をゲットしていく話だ、当時はクラスの大半の男子と一部の女子は切手を集めていたので分かる奴にはウケが良かったが分からない奴にはちんぷんかんぷんだったと思う 「ど根性ウサギ」 これが1番人気があった、主人公「俺」が広場で遊んでいた時に誤って転んでしまう、その転んだ時にちょうど真下にいた1匹のウサギを潰してしまうのだ、だがしかし、どっこい生きてたシャツの中 ぴょん太と名付けられた平面ウサギと実在のクラスメイトや教師達が登場する学園コメディだ 授業の狭間の休憩時間になるとクラスや学年の女子達が「画伯」と呼ばれていた俺の机の周りに群がり似顔絵のイラストを描いてもらう順番待ちをするのであった 俺は少女漫画も結構読んでいたので出来るだけ可愛く当時人気があった里中満智子風に盛って彼女らの似顔絵を描いてやる 彼女らはワーキャーと騒ぎながら順番を待つのである、 言ってみれば俺はていの良い美顔アプリの人力版だったのか? そのお返しとばかりに彼女達は誕生日、バレンタイン等、事あるごとに俺に貢物を送った 直接渡してくる者、オーソドックスに下駄箱に入れる者、果ては家まで直接持ってくる者様々だ、親は俺が何故こんなにモテるのかきっと不審に思ったに違いない。 クラスにはそんな取り巻きから一歩引いた位置にいた少女が居た、 特定されると困るので郁代としておこう、彼女は児童会(生徒会の小学校版)にも立候補する様なアクティブな子で少し背が低くハッキリした顔立ちの娘だ、プライドもきっと高かっただろう はっきり言おう、俺は彼女が好きだった 小学5年のボウズである、好きだからどうこうしようとかそう言ったのはなく本能的に好意を寄せると言うのかな? 単純に席変えで席が近くなったり遠足とかのグループが一緒になったり、そんな事で胸がときめくのである。 ちょっと前置きが長かったんだがようやく本題 当時郁代は岩崎宏美がかなり好きだと公言しており髪型は完全に岩崎宏美だった ちょうどこのアルバム「飛行船」に入ってる「未来」って曲がヒットしていた頃である いつしか俺の中では「郁代=岩崎宏美」と言う図式が出来上がってしまっていた 用もないのにレコード屋に行き岩崎宏美のレコードジャケを眺める日々だ この「飛行船」は欲しくてたまらなかったんだが¥2200は当時の俺的には一生かかっても到達出来そうにない天文学的数字に等しい 飛行船のジャケを脳裏にしっかり焼き付けそのジャケの岩崎宏美を微妙に郁代に寄せて描きこっそりプレゼントもした 最終的にそこそこ仲は良くなったんだが決定打には欠けていたのであろう、何かが起きるわけでもなく中学に進学、すぐに俺は引越しに伴い転校する事に… あんなに俺をチヤホヤした女達の大半は既にその興味を「俺」から「カッコいい先輩」に移していた模様。 転校の折、俺の下に届けられた餞別は数えるほどだった。 女は確実に男より早く大人になっていくものなのだと実感した瞬間だ。 そしてそれから30年以上の月日が経過したある日、 俺は偶然にも岩崎宏美のコンサートのチケットを2枚入手したのであった 「郁代を誘おう」 恐らく結婚もしてるだろうし子供も居て家庭があるだろう 下心は無い ただあの幼い日々に抱いていた感情を郁代に伝えたかっただけなのだ あらゆる手を尽くし郁代の消息をたどった俺。 案の定苗字は変わっていたが彼女と思われるFacebookの鍵がかかったアカウントを発見した 俺は芸名で登録していたんだけど「あの時の俺」だと言うことを添えてメッセージを送った 「岩崎宏美のライヴに行かないかい?」 答えはYESだ コンサートは4時くらいからで昼食を取ってから行こうと言う事になり昼前に待ち合わせをした 当時俺の髪は相当長かったので事前に少しだけ整えて同棲していた女にはバンドの用事があるとか適当なことを言って当日に臨んだのであった 駅前で待ち合わせをする事になり俺は駅の駐車場に車を停めて彼女を探す やっぱり小柄だった郁代がそこに居た おばさん化で夢が崩れ落ちる懸念は若干ながらあったのだがそれほどでも無い、いやあの頃の面影は十二分にある 事前に予約した回らない寿司屋でダラダラと飲みながら昔話をしその後コンサートに行った 昔の歌も織り交ぜながらのコンサートは元々歌唱力の高い彼女である、 30年の月日はアイドルではなく彼女をしっかりとしたアーティストへと成長させていた 俺と郁代もそうなのだ、30年の間にそれこそ様々な経験をし大人になっていたのだ コンサート後に喫茶店で軽く食事をした 「家まで送ろうか?」 彼女は電車で帰ると言いその申し出を断った それでいいのだ 今の人生に踏み込むべきではない 俺は改札口から彼女の姿が見えなくなるまで見送った 雑踏に紛れ彼女は数回振り返り俺の姿を確認するとニッコリ笑って手を振った 朧げに見える彼女の姿はあの頃の郁代の様にも見えた #レコード #アナログレコード #筒美京平 #岩崎宏美 #大人になるということ
JAP 83 ビクター SJX10141 ¥0ジャケ買いマン
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Pat McGlynn’s Scotties/same
1976年イアンミッチェル脱退後のベイシティローラーズに電撃加入したパットはなんと半年も経たないうちに速攻で解雇されてしまう… 諸説あるが男色家であったマネージャーのタムペイトンによるパット強姦未遂事件が原因であったと見られるのが一般的だ 多くのローラーズファンの悲しみの中急遽来日と共に発売されたのがこのパットのソロプロジェクト。 洋楽部門が弱かった発売元のキングの力の入れようも相当なものでフルカラーの帯をこの作品に奢ってしまうほどだ パット人気は日本でも相当だったようでBCR人気に翳りが出始めていたと思われる77年当時でもその勢いは俺が住んでた田舎の中学にまで波及、 そして俺もその勢いに乗せられ人生初のLPレコードとしてこのアルバムを購入してしまうという黒歴史的行為を犯してしまったのであった! アルバムはパットがBCR結成前に兄と組んでいたというバンド「ワッツアップ」を母体としているようで勢いのあるパワーポップの先行シングル「あの娘はアイドル」(タートルズのカバー)とパットのオリジナル曲2曲を含む書き下ろしだ。 それ以外の作曲はプロデューサーでもあるイギリスの職業作曲家Miki Antonyによるものでコレがまた地味なんだけどありがちなお子様向け売れ線ロックではなくポップかつセンチメンタルな曲が多くアルバム全体の「青春の儚さ」みたいな雰囲気を決定付けている。 その為質感は後期ウィングスや10cc辺りに共通する70年代中〜末期型の良質なブリティッシュポップの体をなしていて今でも十分に鑑賞に耐えうる仕上がりで実際俺も事あるごとに密かにターンテーブルに乗せる機会が多い。 パットの音楽性はその子供っぽいルックスに反して意外に硬派かつ黒人音楽にも造詣が深いようでソウルフルな一面もちらほら覗かせ侮れない。 実際アダルト路線に転向したBCRのアルバム「恋のゲーム」も当初レコーディングに参加していたパットの影響が少なからずあったと聞く。 現在も音楽活動を継続中らしいので俺は密かに応援しているのであった! #パットマッグリン #スコッティーズ #BCR #BayCityRollers #ベイシティローラーズ #パワーポップ #ソフトロック #あの娘はアイドル
JAP 81 London GP1085 ¥2500ジャケ買いマン
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赤い鳥/Studio Live
当時のバンドの政治的スタンスを反映してるのかヤバい位に赤いジャケが目をひきすぎ この赤はベタで印刷されててタイトルが白抜き、メンバーの部分は特色の銀で印刷屋泣かせ、これだけベタ部分が多いとオペレーターは目が離せないはず 結構売れたのか今でもハードオフのジャンクコーナー定番品のひとつ もうジャンクのエサ箱パッと見ただけで「お、あるな」とわかるレベル 状態がそこそこならとりあえず買ってしまう罪作りな一枚だ 東芝のリバティ帯のはずなんだけど残念ながら帯付にはまだ遭遇してない、ありそうなんだけどね 見開き中は黒地に演奏時の写真がレイアウトされててなんかビートルズのLet it beの見開き中や付属の写真集っぽい、絶対意識してるだろうね 少数の観客入れてのスタジオ一発録り、若干演奏は荒い部分もあるけど相当生々しい 民謡〜フォーク〜ロック〜ゴスペル〜聖歌のミクスチャー よくよく考えたらすごいバンドやったんだと久々に聴いて改めて実感 #アナログレコード #レコード #反戦 #うたごえ #民謡 #翼をください #紙ふうせん #HiFiSet
JAP 88 東芝音工Alfa LTP9049 ¥100ジャケ買いマン
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Santana/same
派手さはないけどライオンの中に人間の顔や姿を巧みに隠した線画が印象的なサンタナの1st このイラストは60年代末のグレイトフル・デッド等のサイケデリック系のポスターやフィルモアのフライヤーを多く手がけたサンフランシスコ界隈で活躍したアーティストLee Conklinによるもの トリップ感溢れるぐちゃぐちゃなサイケデリックアートの祖として現在も活躍中だ サンタナのアルバムは基本ハズレはなくアルバム毎に性格は違うもののどれも一定の熱さを保ってるよね 俺のお気に入りのギタリストの1人だ。 #アナログレコード #レコード #サンタナ #Santana #ラテンロック #LatinRock #LeeConklin #サイケデリック #サイケデリックアート
JAP 89 CBS Sony /SONP50179 ¥100ジャケ買いマン
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Rainbow / Rising
怒られるかもしれないけどあえて言おう レインボーのジャケは圧倒的にダサいモノが多い そんなダサい中では異質のカッコよさを誇るのがこのセカンドだ 初期レインボーの中世的サウンドを見事に体現したイラストだよね これを描いたのはファンタジー系のイラストを得意とするKen KellyというアメリカのアーティストでキッスDestroyerやLove Gun、マノウォーの一連のアルバムのジャケも担当している レインボーでの彼の作品は残念ながら本作だけで次作「バビロンの城門」はまだ許せるとしてそれ以降サウンドの中世感が薄まりポップ化するのに比例して愛すべきクソジャケ系に移行することになる…マジで残念
JAP 85 ポリドール MWF1004 ¥100ジャケ買いマン
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Nico Ramsden / same
俺が18の頃だ 後に「ニコラムスデン事件」と呼ばれ語り継がれることになるとある事件が起きた。 概要はこうだ ヴェルヴェットアンダーグランドの例のバナナのジャケのアルバムを聴いた俺はその全体的な異様な雰囲気は無論だが中でも何曲かvoをとるNICOという名の気だるそうな女性に興味を持ったのだ、色々調べてみるとソロアルバムも何枚か出てるらしい 早速俺は行きつけのレコード屋(当時の通勤路の途中にあって在庫は少ないがカタログから発注すると大抵のものは取り寄せてくれる)で 「ニコって言うアーティストのアルバムなんでもいいから取り寄せとって〜」 と頼んでおいた。 1週間ほど過ぎた頃に店に寄ったら店の親父が 「ニコ来たよ〜」 「おっ 結構早く来たね」 予想より早く来たみたいなので俺はその日買う予定だったジュリアンコープを見合わせてニコを買う気満々である 得意げに店主は一枚のレコードを俺に差し出す… ジャケには確かにNICOと書いてあるがヨーロピアンな紳士が写っている… 「ちょw 違w」 俺の欲しいのとは明らかに違う 俺はコレをキャンセルし、店主とカタログを確認、 当時国内盤で出ていた「チェルシーガール」と「ジ・エンド」を再発注したのであった その後その店の「N」のコーナーにはずっとそのニコラムスデンのアルバムが誰にも購入されることなく居座り続けたのであった… 「N」のコーナーを見るたび俺の心は傷んだのだが流石に買う気にはなれずCDの時代になって店内在庫が一掃されたわけだけど,最終的にそのニコラムスデンがどうなったのかは定かではない (そのレコード屋は15年ほど前に廃業) そしてあれから30年、俺は偶然ニコラムスデンを発見したのであった! 昔年の恨みを晴らさんとばかりにジャケの中から俺を睨みつけるラムスデン 300円だった🤭 実は俺はずっと気になっていたのだ、あの時キャンセルしたラムスデン きちんと頼まなかった負い目もある 俺の心の中に居座り続けニコのアルバムを聴くたびに思い出してしまう困った存在… 事あるごとに 「あ、いいよいいよ キャンセルで〜」 若干ひきつりながらも快くキャンセルを受け入れてくれた店主の顔… ラムスデンスパイラルのカルマから自己を解き放つべく速攻でカゴに入れ俺は満足げにレジに走ったのであった ニコラムスデンは英国人のギタリストでマイクオールドフィールのツアーメンバーもこなしたと言うギタリスト、 このアルバムはギターアルバムというよりは耳触りの良い当時のAORに準拠するような作品だった めちゃくちゃ良いわけでもないけど悪くもない…かな〜? あの時無理して引き取っていたら多分後悔してたかも?? 因みに数ヶ月前NICOのDrama of ExileのCD版を入手した俺、 やっぱりあの店主の引きつった顔が思い出されてしまったのであった!! #アナログレコード #レコード #ニコラムスデン #NicoRamsden #AOR #Nico #VelvetUnderground #発注ミス
JAP 81 VAP 3001-28 #300ジャケ買いマン