Canon EOS-1N HS

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Canon EOS-1N HS

フィルムEOSのフラグシップEOS-1の二代目。
それのパワードライブブースターPB-E1を装着したモデル。

カメラ単体にリチウム電池仕様のバッテリーグリップE1を装着したノーマルモデルは連写スピードが秒3コマ。
それでも十分だと思うが、ブースターを装着すると秒6コマの連写ができる。
二代目のこのモデル登場時より、別途バッテリーパックBP-E1の装着でリチウム電池と単三型電池を選択式で使える
EOS-1N DPが登場、従来のEOS-1にも使える。

さらにペリクルミラー搭載し、秒10コマの連写可能なEOS-1N RSも登場する。
三代目のEOS-1Vが新型のパワードライブブースターPB-E2装着にてミラー駆動モデルでありながらその速度になるのだが、
ペリクルミラーだとシャッター駆動時に像消失時間がないのが特徴であり、レリーズタイムラグ0.006秒のレスポンスがいいカメラだった。

さて、展示の実機、改造こそしていないがプロ仕様のボタンカバーシールが貼ってある。
が、経年劣化で変色し、ボロボロとボタンを押したらカバーシールが朽ちてきた。
画像を撮ったので剝がそうかと思う。
臙脂のストラップは一見プロストだが、市販されたプロストもどきを装着している。
プロストラップはこのくらいの時期、刺繡からエンボス加工になって文字などが剥がれ落ちる。
でも刺繍のこのストラップの文字もなぜか変色して糸が溶けたのだが?

装着レンズはやっすい50㎜ F1.8Ⅱ
レンズフードは専用で、アダプターリングをつけて装着するタイプ。
レンズの鏡胴はプラなのにアダプターリングが金属製で重い。

EOS-1Nで有名なソレノイドずれでエラーが出てた個体だが、ソレノイド叩きで復活させた。
T90と一緒で、定期的にシャッターを切らないとだめになるカメラ。

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