Kodak EOS DCS 3c #0021 (量産試作機と推測)

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KodakのDCSシリーズは黎明期のデジタル一眼レフカメラとしてプロ/報道向けに販売されたことが知られています。
このDCS 3cは1995年に発売され、秒2.7コマと当時のデジタル一眼レフカメラとしては高速連写が可能なことから、スポーツやプレスの現場で活躍しました。
ご覧いただけるとおり、EOS-1Nの背面に大きなデジタル部を装着したような形態をしているのが特徴です。
この時期のKodak製デジタル一眼レフカメラはこのような形でF、EFマウント用の各機種を供給していました。

本機はシリアルナンバー21番ということで同機種の中でも群を抜いて番号が若く、量産試作機としてプロに提供されたものではないかと推測しています。
この頃のKodak製デジタル一眼レフカメラはニッケル水素充電池を固定式で内蔵しているため、現在では充電池の劣化により使用できなくなっているものが殆どです。
当方では電動ガン用の充電池を改造して内蔵することで、当時と同じ状態で使用可能となるよう復元しています。

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