大百怪 第七巻 No.7 骨鯨

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《物語》
夜の海。たいした漁が出来ず、港に帰ろうと漁師たちがいい出した時だった。沖から怪しい鳥の声が聞こえはじめると、山のように大きな黒い影が現れ、舟に迫ってきた。ひとりの漁師が銛を手にし、黒い影に打ち込む。命中したが、何の手応えもない。「鯨の化け物か?」そのうちに、黒い影は再び沖へと姿を消していった──。

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