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- ひばり書房 ヒットコミックス226 地獄の子守唄
ひばり書房 ヒットコミックス226 地獄の子守唄
1988年10月6日初版発行
発行所 (株)ひばり書房
昭和63年(1988年)にひばり書房より刊行された「ヒットコミックス226 地獄の子守唄」です。
昭和40年代からグロテスクで退廃的、それでいてどこか叙情的な怪奇の世界を独特のタッチで描き続けてきたホラー漫画の巨匠、日野日出志。そのカルト的な人気は日本国内だけにとどまらず、欧米諸国でも多くの作品が翻訳出版されているほどですが、そんな日野日出志の作品といえば昭和50年代から60年代初めにかけてひばり書房のヒットコミックスレーベルで刊行された作品群を思い出す方も多いのではないでしょうか。マイナー出版社のレーベルゆえ本屋の漫画コーナーでは端っこのほうへ追いやられていた印象がありますが、それでも日野日出志の作品群が放っていた禍々しいオーラは、怖いもの好きの子供たちの心を捉えて離しませんでした。
「地獄の子守唄」は、オリジナル初版が昭和46年(1971年)に刊行された短編集で、「蝶の家」「七色の毒蜘蛛」「白い世界」「博士の地下室」「どろ人形」「地獄の子守唄」の6編が収録されています。いずれ劣らぬ傑作揃いですが目玉となるのは、やはり表題作「地獄の子守唄」ですかね。日野日出志の分身的な怪奇漫画家の血塗られた半生を描いた作品ですが、メタ構造を巧みに利用した最後のオチが昭和の子供たちにトラウマを植え付けた、何とも罪深き作品です。
#ホラー #漫画 #日野日出志 #ひばり書房
オマハルゲ
2022/09/10 - 編集済み日野さんは80年代にノイズバンド「非常階段」(漫才師ではない)のLPジャケットを手掛けていて、一応メンバーの一人扱いされてたとか。
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Jason1208
2022/09/10 - 編集済みひばり書房他のグロ・ホラー系漫画を「黒本」と呼んでいました。^^;
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dape_man
2022/09/11戸川純とか人間椅子など日野先生をリスペクトしているミュージシャンは多いですよね。
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dape_man
2022/09/11ひばり書房のヒットコミックス、立風書房のレモンコミックス、笠倉出版社のサクラコミックス...、昔のホラー系漫画もいろいろありましたね。
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