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- 東宝(株)出版・商品事業部 東宝映画 八つ墓村 パンフレット
東宝(株)出版・商品事業部 東宝映画 八つ墓村 パンフレット
発行=一九九六年十月二十六日
発行所=東宝(株)出版・商品事業部
平成8年(1996年)に公開された映画『八つ墓村』のパンフレットです。
日本中が横溝正史ブームに沸いていた昭和50年代前半に、石坂浩二主演による金田一耕助シリーズでブームの中核を担っていた市川崑監督が、久しぶりに手掛けた金田一映画ですね。しかも、なんと『八つ墓村』ですよ。昭和の横溝ブームの時は、松竹が野村芳太郎監督で映画化(金田一役は“寅さん”渥美清!)したこともあって、市川監督での映画化は叶いませんでしたが、横溝ブーム世代ならば市川監督で『八つ墓村』が観たいと思ったはず。そんなこともあって、平成の世に降って湧いたように映画化が実現した市川監督の『八つ墓村』は大いに期待したんですが、出来栄えはちょっと微妙でしたかね。完全なホラーにしてしまった松竹野村版に対し、おどろおどろしい怨念や情念の世界を描きつつも、原作通りに論理的な探偵小説的に帰結したところは市川監督らしくて良かったと思います。映像化されると省略されてしまうことが多い里村典子をちゃんと登場させたのも良かったですし。ただ、時代は平成、キャスティングが“薄味”というか、かつての市川・石坂コンビのシリーズに比べるとちょっと淋しかったかなぁ、と思いますね。豊川悦司の金田一耕助はビジュアル的には様になっているのですが、石坂浩二に比べると軽いし、浅野ゆう子の森美也子に至っては二時間もののサスペンスドラマといった感じですね。もちろん、加藤武の警部や岸田今日子の双子の老婆、白石加代子の濃茶の尼など、“らしさ”を感じられるところもあるのですが...
やっぱり横溝ブームの頃に市川・石坂コンビで観たかったですね、『八つ墓村』。もし実現していたら、森美也子は岸惠子、寺田辰弥はあおい輝彦、田治見要蔵は仲代達矢かなぁ?なんて、ついつい妄想してしまいます。
#八つ墓村 #市川崑 #豊川悦司 #横溝正史 #東宝 #パンフレット
8823hayabusa
2021/09/27そうなんです。 トヨエツは悪くはないんだけど、横溝ワールドのおどろおどろしさの世界観が足りません。
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dape_man
2021/09/27浅野さんと宅麻さんが出ていると、『雨よりも優しく』というバブルの頃のトレンディドラマを思い出してしまいます…
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woodstein
2021/10/26 - 編集済み妄想でよければ、昭和50年代前半ということも踏まえて、森美也子;倍賞美津子、寺田辰弥;沖雅也、多治見要蔵;津川雅彦、そして里村典子は泉じゅん、なんていうのはどうでしょうか。
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dape_man
2021/10/26監督は今村昌平ですかね。濡れ場が多そう(笑)