サクラ　電撃！！ストラダ5　ミニサイズ　当時物

『電撃！！ストラダ5』は、昭和49年（1974年）にNET（現：テレビ朝日）系で1クール全13回放映された、萬年社・日活制作による30分もののテレビドラマです。
ミスターアスモディ率いる国際犯罪組織、ビッグノヴァと、その脅威に対抗すべく組織された国際警察の精鋭チーム、ストラダ5の戦いを描いたアクションドラマで、ストラダ5のメンバーは特殊な強化服やヘルメットを着用して悪の組織のような国際犯罪組織と戦うこともあって、「変身しない集団ヒーローもの」みたいな雰囲気があったのが特徴でした。
出演者も『仮面ライダーアマゾン』に主演する前の岡崎徹氏（ペガサス）や『ワイルド7』で人気を博していた小野進也氏（ルナ）、日テレ学園ドラマの常連だった剛達人氏（アポロ）の他、制作の日活からのつながりでロマンポルノの山科ゆり氏（アンドロメダ）、日活末期に活躍した地井武男氏（オリオン）、そして、司令官ポジションで日活黄金期を支えた宍戸錠氏（ジュピター）といった具合に、30分ものの子供向け番組とは思えない、異色かつ豪華な顔ぶれが揃っていました。
キー局では『レインボーマン』『ダイヤモンド・アイ』と同じ金曜日午後7時半の枠で放映されていましたが、その二番組を数か月遅れで放映していた私の地元では『電撃！！ストラダ5』は放映されませんでした。そんな訳で、私にとっては2002年にDVD化されるまで観たことが無かった幻の番組でした。

アオシマやクラウンから車輛メカのプラモデル、他にもノートやパズル、弁当箱が発売されていたりと、1クール全13回しかないマイナー番組の割には意外と商品化が多い『電撃！！ストラダ5』。画像はサクラから発売された当時物のミニサイズのソフビです。
サクラといえば超合金ブームの頃にオリジナルのロボット、ザクラマンやUFOなどの合金玩具を発売していた、“その筋”では有名なメーカーですが、そんなサクラと、マイナー番組の『電撃！！ストラダ5』という組み合わせが何ともいえない妙味となっているソフビです。
ミニサイズながらも特殊警棒のストラダバトンを手に持ち、ヘルメットが脱着可能という、なかなか凝った仕様なのですが、如何せん1クール全13回のマイナー番組、当時は全く売れなかったのか、今でも未開封品がゴロゴロしています。それゆえに軽く見られがちですが、『電撃！！ストラダ5』唯一の当時物ソフビ人形として、これはこれで貴重なものだと思います。
それにしてもこの人形、ペガサス・オリオン・アポロ・ルナの四人のうちの誰なんでしょうね？（笑）

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