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東宝株式会社事業部 東宝映画 病院坂の首縊りの家 パンフレット
昭和54年5月26日発行
発行所 東宝株式会社事業部
昭和54年(1979年)に公開された映画『病院坂の首縊りの家』のパンフレットです。
市川崑監督・石坂浩二主演の金田一耕助シリーズの第5作目にして、一連のシリーズの最終作となった作品(平成のリメイク版『犬神家の一族』がありますが、あれはシリーズにカウントしなくてもいいでしょう)ですね。原作は昭和28年の事件と昭和48年の事件の2部構成となっていて、それ故に登場人物も非常に多く、唯でさえ人間関係が複雑過ぎるといわれることが多い横溝正史の小説の中でも一番ではなかろうか、というぐらい入り組んだ話なのですが、映画版では原作の第1部に当たる部分を抽出、人間関係を整理し、「金田一耕助最後の事件」を非常に上手く映像化しています。
映画の予告編では「これで最後だ!」とのキャッチコピーが流れ、当時、本屋で売られていた文庫本の宣伝帯には「金田一耕助最後の事件」というのが強調されているなど、「本当に終わりなんだなぁ...」と、祭りが終わってしまうような、寂しい気持ちになったのを憶えていますね。そんなシリーズ最終作に相応しく、映画本編も実にしっとりと仕上がっています。物語の最後、人力車が坂を下って旧法眼邸の前に着き、それを金田一が見守りながら、そっと去っていくシーンはシリーズ随一の叙情的な名場面だと思います。
#病院坂の首縊りの家 #市川崑 #石坂浩二 #横溝正史 #東宝 #パンフレット
けんけん
2021/09/20 - 編集済み桜田淳子が良かったです。
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dape_man
2021/09/20由香利と小雪の演じ分けが上手かったですよね。薬で意識朦朧とさせられて婚礼写真を撮るシーンの虚ろな表情なんか最高でした。
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13f_shizu
2021/09/20 - 編集済み1番目の絵いいですね~
額に入れて玄関に飾りたいです
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dape_man
2021/09/20表紙のイラスト、ポスターにも使われているんですが、この絵師さんについての情報がないんですよね〜
MaruKawaというサインが読めますが、調査中です。
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13f_shizu
2021/09/20dape_manさん
ここではないですかね?
https://www.squibbon.net/archives/21777697.html
角川文庫の本とかで
大藪春彦さんの野獣死すべしや
汚れた英雄の本の絵も
似たような絵だったと思うのですが・・
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dape_man
2021/09/21杉本画伯ではないと思います。
角川文庫の大藪春彦の表紙絵は辰巳四郎氏ですね。
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