ブルマァク ザザーン スタンダードサイズ 当時物

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『帰ってきたウルトラマン』第1話に登場した3体の怪獣の中で、唯一新マンと戦うことなく消え去っていった怪獣、ザザーン。
物語の冒頭、タッコングと共に東京湾に現れ、勝鬨橋周辺で大激闘を繰り広げるも敗北、登場時間にして僅か数分の咬ませ犬怪獣でしたが、書籍類等のメディア露出が多かったこともあって、知名度ではタッコングやアーストロンにも引けを取りませんね。
海藻で覆われた全身、特徴的な大きな唇。ヘドロ怪獣という設定ながらも、海藻をモチーフに構成したデザインには円谷プロらしい“洗練さ”が感じられ、同じヘドロモチーフの怪獣でも画面から悪臭が漂ってくるかのようなピープロ『宇宙猿人ゴリ』のヘドロンのストレートなヘドロ怪獣っぷりとは趣を異にする怪獣でありました。

そんなザザーンの、ブルマァク当時物のソフビ。
劇中ではハッキリと見えなかったつぶらな瞳に、何故か別パーツになっている茄子のヘタのようなユニークな頭部、そして淡いトーンの成型色に施されたカラフルな色彩。本編着ぐるみから大きく離れたそのビジュアルは、まるで昨今流行りのゆるキャラのようです。
実はザザーンもタッコング同様、本編で使用された着ぐるみの前に東宝特殊美術部が制作したNG版の着ぐるみがあったのですが、ソフビもやはりそちらを参考に造形されたようです。NG版ザザーンはスーツアクターの存在が判る人型のフォルムに識別可能な表情、そして帽子を被っているような頭部が特徴でした。画像5枚目、6枚目にNG版ザザーンとの比較画像を掲載しましたが、そうした事実を踏まえて改めてブルマァクのザザーンを見ますと、方向性としてはあながち大きくズレたものではないんですね。ただ、結果的にこのファンシー過ぎる仕上がりにはどうしても違和感を覚えてしまいますが...(笑)

#帰ってきたウルトラマン #ブルマァク #円谷プロ #怪獣 #ソフビ

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