札本彩子「false image 2/2」

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某チェーンのハンバーガーのようで、よく見るとポテトチップスやラーメン、お米やちくわの天ぷらなど現実にはあり得ないものが挟まっている。作家がひとつひとつ自作した食品サンプルの精巧さに驚きつつも、全体から受ける印象は「美味しそう」からは遠く離れている。
京都のHAPSでの個展(「last night meal」2017.11.10-12.4)では、食品サンプルで大きな臓器をつくって食べるという行為の持つグロテスクさを感じさせて印象に残っていて、その直後にこの作品と出会ったので思わず購入を決めてしまった。

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