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エア・スペリオリティー AIR SUPERIORITY
本作はアメリカのGDW社が1987年に発売した「Air Superiority」シリーズの基本ゲーム『Air Superiority』と対地戦闘モジュール『Air Strike』をワンセットにして、ホビージャパン社がライセンス生産した日本版のジェット機時代の航空戦ゲームです。ルールブックやシナリオブックなど冊子類は合冊になっていますが、2作分のコンポーネントが省略なく入っています(外箱、トレイ、サイコロは1個分です)。本品にはチャートブックが2冊入っていたのですが(内容物の表示では1冊)、エラーなのかデフォルトなのかは分かりません。
イニシアチブ制の個別移動方式ですが、飛行ポイントや高度の計算のため記録用紙を使用します。時間と距離のスケールが大きめ(SPI『Air War』の3倍ほど)なので比較的プレイアビリティは高いです。対地戦闘ができる(難しいけれど)ことも含めてジェット航空戦の決定版と言えるかもしれません。
登場機種は合計で62機種。1980年代半ばの現役機種が中心であまり旧型機はありません。変わり種でイタレリの「F-19ステルス」が入っています。
シナリオは飛行練習シナリオが2本、一人用シナリオが14本(3本/11本)、汎用シナリオが14本(10本/4本)、史実/仮想シナリオが25本(15本/10本)と大量に収録されています。
このシリーズはGDW社から更に続編の『Desert Falcons』が発売されましたが、ホビージャパン社からのライセンス生産はありませんでした。ホビージャパン社が3部作の3作目を出さないのは『The Blue Max』、『AIR FORCE』に続き3度目でした(全部飛行機もの!)。
またClash of Arms社からはこのルールを改良した「Air Power」というシリーズで1950年代からベトナム戦争期までを扱った『The Speed of Heat』も発売されています。
#航空戦闘 #ジェット航空戦
ターンスケール: 1ターン=12~15秒
マップスケール: 1ヘクス=1760フィート(1/3マイル)、1高度レベル=1000フィート
ユニットスケール: 1コマ=1機
