BAGRATION 1944

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“バグラチオン”は第1ウクライナ正面軍戦区におけるドイツ軍戦線の壊滅を図った作戦のコードネームである。圧倒的優勢なソ連軍は速やかに戦線を突破して、退却するドイツ軍部隊の追撃に移り、7月中にブク川を渡ってすぐにビスワ川へ向かった。第2戦車軍が最も西まで前進し、その第3戦車軍団は19日にプラウィに到達した。500㎞以上をして消耗し切った第2戦車軍はビスワ川の線で1週間休息した後、26日にワルシャワへと向かった。時を同じくして、ソビエト第8親衛軍がビスワ川に到着し、マグヌシェフの近くで橋頭堡を拡大した。
第2戦車軍はワルシャワの外縁に接近したが、そこでドイツ軍の非常に強力な反撃―第3SS装甲軍団、第19装甲師団および降下装甲師団「ヘルマン・ゲーリング」の攻撃―を受けて止められた。壊滅寸前に追い込まれた第2戦車軍を救ったのは8月1日に勃発したワルシャワ蜂起であった。しかしワルシャワ蜂起をソ連軍が救うことはなかったのである。

本品はポーランドのDRAGON出版社が発売したゲームです。DRAGON出版社は同名のプラモデルメーカーとは関係ありません。
『BAGRATION 1944』というタイトルですが、GDW社の『RED ARMY』の終了時点からそのマップ西端部分以西で始まるというバグラチオン作戦の最終盤だけを扱うやや「看板に偽りあり」なゲームです。焦点はワルシャワ蜂起にあり、なるほどポーランド製という感じではあります。
ルール的には両軍が交互に移動と戦闘を繰り返すごく普通のウォーゲームです。マップは96×68㎝と大きいのですが、その割にコマ数が少なめで部隊運用がなかなか難しいです。しかもこの段階でも空軍力がドイツ軍にしかないので、ソ連軍は特に攻め手に欠ける展開になりがちです。

#バグラチオン作戦 #ワルシャワ蜂起

ターンスケール: 1ターン=1日
マップスケール: 1ヘクス=2500メートル
ユニットスケール: ドイツ軍は連隊(戦闘団)、ソ連軍は旅団~師団

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/63

白ロシア大作戦 RED ARMY
Dデイ直後の1944年6月23日、ソ連軍は“バグラチオン作戦”を開始した。結局この作戦は成功し、東部戦線のすべてのドイツ軍集団が崩壊したのだが、特に緒戦におけるソ連軍の猛攻はすさまじく、作戦開始から1ヶ月の間に、第1バルト方面軍および第1、第2、第3白ロシア方面軍は、ドイツ中央軍集団をほとんど壊滅状態に追い込んだ。本ゲームは、この1ヶ月間の戦いをテーマとする作戦級ゲームである。 本品はアメリカのGDW社の『RED ARMY』の日本語版で、ホビージャパンがライセンス生産したものです。 A1判フルマップ2枚の大型ゲームですが、コマ数は少なめでプレイは難しくありません。移動後の攻撃では戦闘力が下がる(歩兵は特に)のと、予備移動のルールが特徴的です。ソ連軍が一方的に攻める展開とはいえ、地形の厳しい地域のため期間内での進撃は簡単ではないです。 #バグラチオン作戦 #独ソ戦 ターンスケール: 1ターン=2日 マップスケール: 1ヘクス=10㎞ ユニットスケール: ドイツ軍は師団、ソ連軍は軍団
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/63

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