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WHITE DEATH 赤軍大反攻
『WHITE DEATH』は1942-43年の冬に行われた東部戦線ベリキエルーキの戦いのシミュレーションゲームです。ゲームはソビエト軍の大規模攻勢がベリキエルーキの市街の包囲を目論むところから始まります。ここでは攻囲戦下の町を救出しようというドイツ軍の決死の試みが続けられ、そしてより巧みなプレイヤーが最終的な勝利を収めるのです。
本作はアメリカのGDW社が発売し、株式会社ホビージャパンが和訳付きで輸入販売していたものです。北のスターリングラードと評される激しい包囲戦を、戦術的要素を多分に含んだ細かいスケールと、インパルスシステム(スライスオブタイム制とも)という珍しいシーケンスで再現するゲームです。
シナリオは戦いの進行毎に時期を区切った2~4ターンのシナリオが5本、戦い全体を通した13ターンのキャンペーンシナリオ1本が収録されています。キャンペーンはさすがに大変ですが、シナリオなら十分にプレイ可能で、両軍の増援にどう対応するのか、じっくり包囲か強襲か、色々悩ましく面白いゲームです。
ユニットコマにいくつかエラッタがある(修正しづらい)のが惜しまれます。
国際通信社「コマンドマガジン誌」96号の付録として2011年に日本語版が発売されました(エラッタも修正されています)。
#ベリキエルーキの戦い #独ソ戦
ターンスケール: 1ターン=5日間
マップスケール: 1ヘクス=1マイル
ユニットスケール: 1コマ=中隊~大隊規模(戦力併用制)