Dr. MICRO

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来たるべき世界。21世紀。
人体および物質のミクロ化が可能となり、新医療技術時代が訪れた。ただし人体のミクロ化の時間は30分が限度。
そんなとき、重要人物が細菌兵器により重態となった。人体内部に潜む細菌カプセルを破壊するため、ミクロ・サブマリンは4人のミクロバディを乗せ冒険行に出発する。

国産の商用TRPG最初期の一作で、バンダイでは「イメージプレイゲーム」と銘打ったシリーズの第1シーズン同時発売3作のうちの一つです。まだ『Traveller』も『D&D』も日本語ライセンス版が発売される前です。
「ミクロの決死圏」風のストーリーを扱います。プレイヤーはゲームマスターの他に4人が標準となっています。それ以上でもそれ未満でもプレイは可能です。プレイヤーキャラクターは基本的にチームで行動するのですが、そのうち1人が裏切り者「スパイ」になっているというのが特徴的な設定です。
外箱の中にはルール・ストーリーブックとシナリオボード、スパイカード、キャラクターの記入シートとダイスが入っています。
ルールブックはB5判(一回り小さい)36ページで、練習用ストーリーが2ページ、本編のストーリーが3本で22ページ、共通ルールが8ページの構成になっています。
基本的にはパラグラフ・ゲームブック風で、プレイヤーの選択・決断やロールプレイの活かされる場面もあまりありません。入門用としてプレイしやすさを重視したのでしょうが、逆に楽しさを伝えられなくなってしまったように思えます。
シチュエーションが限定されるため、オリジナルの冒険を作りにくいのも欠点でした。

#ミクロの決死圏 #DOシリーズ

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