マンガン鉱脈標本 弥谷鉱山 2020-09-04

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堆積性層状マンガン鉱床の弥谷鉱山では、珪酸マンガン帯と炭酸マンガン帯を一組として、これが累層的に幾重にも堆積した、この様な鉱石が出ます。しかも、上に行くほどに高品位になって行きます。褐色の部分は、ハウスマン鉱、アレガニー鉱、ヤコブス鉱等を含む菱マンガン鉱帯です。
 上面は平らになってますが、ここに「カツギ」と言う粘土層を挟み、さらにその上に二酸化マンガン鉱が在ったものと思われます。下部は、親盤に続きます。
 この鉱石は、マンガン鉱床の出来方を如実に示しています。

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