三菱ふそうキャンター

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三菱ふそうの小型トラック、キャンターの8代目モデルです。箱車仕様での再現であり、カタログカラーを纏っています。

8代目キャンターは2010年に登場、「タフ&ソリッド」をコンセプトとしており、ブルーテックキャンターとも呼ばれていました。キャビンは先代からのキャリーオーバーながら、小型トラックで世界初となる6速DCTの「DUONIC」の採用や小型トラッククラス初の尿素SCRシステムである「BlueTec(ブルーテック)」の採用、世界初の量産電気小型トラック「eキャンター」の発売等非常に意欲的なモデルとなっています。尚、日産自動車には「NT450アトラス」UDトラックスには「カゼット」の名前でOEM供給されました。2020年10月にはフルモデルチェンジを受け現行9代目へ移行しました。

トミカでもエルフと並ぶ小型トラックの代表選手故先代7代目に続いての製品化であり、トラックらしいカッチリしたスタイリングが魅力的です。フロントマスクも実に精悍な印象です。カタログカラーも落ち着きと先進性が感じられ好感が持てます。パネル部の開閉アクションも備わり、働く車のトミカとしても充分楽しめます。個人的に惜しい点として、このトミカがバリエーションの少ないままトラックとしては早々に廃盤になってしまった事が挙げられます。先代となる7代目キャンターが引っ越しのサカイ仕様で登場した様に、このモデルも実在企業のカラーリングで発売されていればもう少し長く販売されたのかなと思えます。私の様なコレクターには魅力的なカラーリングですが、子どもには地味に映り魅力が今一つ伝わらなかったのかもしれないという気がします。トラックのトミカとしては申し分ない出来なだけに勿体ない気がします。

実車の世界でもいすゞエルフと激しいシェア争いをしているキャンターですが、デビューからまだ日が浅い最新型キャンターも是非トミカで製品化される事を願います。

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