日産ローレル教習車(92年式)

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6代目C33型ローレルの教習車仕様です。派手なイエローのボディに「コアラドライビングスクール」の文字が印刷されているのが特徴です。

6代目ローレルは1989年1月に登場、初めて4ドアハードトップのみのラインナップとなりました。(セダンはセフィーロに統合される)当時流行の背が低いハードトップスタイルを採用した故、アッパーミドルクラスながら大人4人が長時間乗車可能な最低限度の寸法が確保されている程度の居住性でした。V6エンジンが廃止され、直列6気筒2ℓ、直列4気筒1.8ℓのガソリン、及び直列6気筒2.8ℓのディーゼルというエンジンラインナップでした。高級感と走りの良さで人気が高く、生産終了後もドリフトなどのベースとしても活躍しました。ハイソカーブームの中ライバルのトヨタ・マークII三兄弟と鎬を削り、バブル期の日産を象徴する車でした。

ハードトップスタイルながら教習車にも多く採用されたC33ローレルですが、今回後期型ベースで教習車仕様の再現となっています。教習車仕様というのがまたトミーテックらしいこだわりぶりですが、スチールホイールのリアルな再現が特に味わい深いです。一般仕様のラグジュアリーさとは対極となる質素な雰囲気ですが、この様な働くセダンタイプのミニカーもまた魅力的に映ります。内装において、シート部分の色がきちんと塗り分けされているのが目を引きます。教習車らしく、屋根上の看板もリアルに再現されています。

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