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マツダルーチェXGS 2000EGI
マツダが嘗て販売していたフラッグシップサルーン、ルーチェの4代目モデルです。4ドアハードトップのXGSグレード、2000EGI車を再現しています。尚、現在に続くトミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズの記念すべき最初のモデルとなります。 4代目ルーチェは1981年10月に登場し、4ドアハードトップとサルーン(4ドアセダン)がラインナップされました。因みにこの4代目では3代目コスモと兄弟車になっています。当初はレシプロエンジン車のみのラインナップでしたが、1ヶ月後に12Aロータリー車及びディーゼル車が追加、そして翌年10月には世界初のロータリーターボ(12A)搭載車が追加されています。大きなガラスエリアに四輪独立懸架サスペンションの採用、そして当時では世界トップレベルの空力性能が特徴であり、走りもスポーティなものとなっていました。ハードトップは派手で個性的なフロントマスクとなっていたもののあまり人気が出ず、マイナーチェンジで比較的オーソドックスなデザインに改めらました。1986年9月には5代目にモデルチェンジされています。残念ながらヒットこそしなかったものの、当時のマツダの意気込みが強く感じられる意欲的なモデルであったと言えます。 記念すべきトミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズ第一号となるこのルーチェですが、レシプロ車とロータリーターボの両方でリリースする点に車好きを強く意識しているという事が感じられます。こちらはレシプロ車ですが、個性的なフロントマスクながらも落ち着いた空色のカラーリングにグレー系の内装が上級サルーンらしさを感じさせます。シート形状や緻密に再現されたフロントグリル、ホイール等も魅力的です。現在は高級セダンから撤退してしまったマツダですが、実車がマツダならではの個性が詰まった魅力的なサルーンであった事を再認識させるモデルであると思います。
1/64 トミーテック 990円 BOOKOFFRatteboss
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日産セドリック
日産の高級サルーン、セドリックの10代目です。セドリックとしては最後のモデルとなります。日本車を題材とした京商の1/43ミニカー、Jコレクションシリーズの一台となります。 1999年に登場した10代目セドリックは、先代までのブロアムシリーズのノーブルさをセドリックの個性とするモデルに特化したのが特徴です。グロリアが従来のグランツーリスモ路線を踏襲しスポーティ路線となった事対称的なキャラクターとなっています。また、無段変速機「エクストロイドCVT」の搭載等メカニズム面でも大いに注目されました。最後のセドリックにして最後の4ドアハードトップであったこの10代目は2004年まで生産され、その後後継車の「フーガ」にバトンタッチされています。 ミニカーは京商製らしく細部まで非常に丁寧に再現されています。最終型セドリックのノーブルな雰囲気が強く感じられ、ホワイトのボディカラーも上品な印象を高めています。改めて実車のクオリティの高さが感じられ、グロリア共々魅力あるブランドの消滅が惜しまれる所です。
1/43 京商 1650円 OFFHOUSERatteboss
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日産スカイライン4ドアHT GTSツインカム24V
日産の老舗ブランド、スカイライン(R31)の4ドアHT後期型です。スポーティグレードのGTSツインカム24V、87年式の再現になります。 1985年8月に発売された7代目スカイライン、通称7thは当時流行していたハイソカー路線に舵を切り、コンセプトが大幅に変更された点が特徴です。ラインナップも当初は4ドアピラーレスHTと4ドアセダンのみとなりました。しかし、従来のスカイラインと大きく異なる高級路線は不評となってしまい、後にスポーティな2ドアクーペの追加等テコ入れがなされています。とは言え、スカイラインとしては初搭載となるRB系エンジンや新開発のHICAS(4WS)等、技術的には見所の多いモデルでした。2ドアクーペには後のGT-R復活へ繋がるGTS-Rが追加され話題となりましたが、後期では4ドアHTもスポーティイメージが強化され本来のスカイラインらしさを取り戻したと言えます。 ミニカーではなかなか製品化に恵まれなかったR31の4ドアですが、4ドア車に力を入れるトミーテックらしく細部まで徹底した拘りぶりであり、R31スカイライン4ドアのミニカーとして決定版と言って良いと感じられます。2ドア同様のスポーティな雰囲気となったフロントフェイスやブラック×グレーの2トーンカラーが非常に精悍で引き締まった印象です。後期型のイメージリーダーであるGTSの再現となっていますが、特徴的なフロントバンパー下のGTオートスポイラーもしっかり再現されておりR31型スカイラインファンには嬉しいポイントであると感じられます。尚、ユーザー取付けパーツとしてリアスポイラーが付属しています。
1/64 トミーテック 3300円 ホビーゾーンRatteboss
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スバルインプレッサWRX
スバルを代表するスポーツモデル、インプレッサ WRXの初代モデルです。これまで初代インプレッサ WRXはSTIバージョンがトミカプレミアムで2種製品化されていますが、こちらは4ドアでノーマルのWRXとなります。 1992年10月にレオーネの後継機種として登場したインプレッサ は、Cセグメントのセダン/ショートワゴン/クーペをラインナップしていましたが、当初からスポーティテイスト溢れるモデルでした。セダンに関しては、2ℓエンジンを搭載するAWDのWRXが主力となっています。年次改良を繰り返し、高性能スポーツセダンとしての魅力を高めていきました。また、このインプレッサ WRXはライバルの三菱ランサーエボリューションとラリーの舞台で鎬を削る存在としても有名です。 トミカプレミアムでは既に3種目となる初代インプレッサWRXですが、4ドアでノーマルというのがなかなか渋いと感じさせます。インテークやリアスポイラーは当然再現されていますが、ボディカラーやホイールデザインの影響もあってか落ち着いた大人のスポーツセダンといった印象です。GC8のファンやスバリストには見逃せないモデルと感じられます。 トミカプレミアムでは王道と言える仕様が製品化される傾向にありますが、こうした通好みと言える渋めのモデルも魅力的に映ります。
1/61 タカラトミー 799円 トイザらスRatteboss
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日産ローレル教習車(92年式)
6代目C33型ローレルの教習車仕様です。派手なイエローのボディに「コアラドライビングスクール」の文字が印刷されているのが特徴です。 6代目ローレルは1989年1月に登場、初めて4ドアハードトップのみのラインナップとなりました。(セダンはセフィーロに統合される)当時流行の背が低いハードトップスタイルを採用した故、アッパーミドルクラスながら大人4人が長時間乗車可能な最低限度の寸法が確保されている程度の居住性でした。V6エンジンが廃止され、直列6気筒2ℓ、直列4気筒1.8ℓのガソリン、及び直列6気筒2.8ℓのディーゼルというエンジンラインナップでした。高級感と走りの良さで人気が高く、生産終了後もドリフトなどのベースとしても活躍しました。ハイソカーブームの中ライバルのトヨタ・マークII三兄弟と鎬を削り、バブル期の日産を象徴する車でした。 ハードトップスタイルながら教習車にも多く採用されたC33ローレルですが、今回後期型ベースで教習車仕様の再現となっています。教習車仕様というのがまたトミーテックらしいこだわりぶりですが、スチールホイールのリアルな再現が特に味わい深いです。一般仕様のラグジュアリーさとは対極となる質素な雰囲気ですが、この様な働くセダンタイプのミニカーもまた魅力的に映ります。内装において、シート部分の色がきちんと塗り分けされているのが目を引きます。教習車らしく、屋根上の看板もリアルに再現されています。
1/64 トミーテック 2450円 BOOKOFFRatteboss
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スバルインプレッサ WRX タイプRA STI バージョンⅤ
初代インプレッサ4ドアセダンの高性能仕様である、WRX STI タイプRA バージョンⅤです。スポーツカーヒストリーコレクションの内の一台であり、初代インプレッサとしては初のトミカ化(プレミアム除く)になります。初代インプレッサ4ドアセダンの製品化はトミカ史上初です。 1992年にレオーネ(マイア/マイアII)の後継車としてレガシィの下のクラスを受け持つモデルとして誕生した初代インプレッサは、1984年デビュー故に古さが目立っていたレオーネに比べ一気に現代的になったスタイリングが特徴でした。4ドアセダンと5ドアのショートワゴンのラインナップ(後にクーペも追加)であり、セダンはベーシックなハードトップセダンとスポーティなピュアスポーツセダンの二系統に分かれていました。また、高性能モデルであるWRXはレガシィRSに代わりWRC参戦のベース車両の役割を与えられる事となり、三菱のランエボシリーズとは長年に渡りライバル関係となっています。とりわけ公道最速を目指した究極のロードカーでもあるWRX STIシリーズは毎年の様に地道な進化を遂げています。バージョンVは空力と操安の向上に力が注がれ、WRカータイプの大型リアスポイラーの採用や初の倒立式ストラットの採用等が特徴となっています。 トミカでそんなWRX STI タイプRA STI バージョンVが再現されていますが、仕様そのものが実にマニアックでありスバリストには堪らないと思います。レギュラーのトミカでここまでマニアックな仕様を再現するのが凄いと思います。シンプルなホワイトのボディに派手なリアウイングが付いているスタイリングはインパクトがあり、リムが金色になっているホイールとの組み合わせも魅力的です。ヘッドライトがクリアパーツで再現されているのも好印象です。これ程再現するグレードにこだわって製品化されているトミカはなかなか存在せず、正に大人のスポーツカー好きの為のトミカであるという印象です。
1/61 タカラトミー 2112円(セット価格) 玩具店(個人経営)Ratteboss
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トヨタチェイサー3.0アバンテG(98年式)
トヨタの上級サルーン、チェイサーの6代目モデルです。チェイサーとしては最終世代となり、ラグジュアリー仕様のアバンテGを再現しています。 6代目チェイサーは96年に登場、兄弟車マークII及びクレスタに比べオーバーハングが前後短縮され、丸目四灯のヘッドランプを採用し鋭い顔つきとする等三兄弟において最もスポーティーなキャラクターが与えられていました。特にスポーティーグレードのツアラー系は大いに注目を浴び、若者人気が高くドリフトベース車としても活躍しました。三兄弟の中でも独自の存在感を見せつけていたチェイサーですが、2001年に後継のヴェロッサ登場に伴いクレスタ共々モデル廃止となってしまいました。 このミニカーではアバンテ系でも最上位となる3.0アバンテGの再現となっており、兄貴分のクラウンにも引けを取らない存在感、高級感に溢れていると感じられます。上品なシルバーのボディカラーと相まって、堂々とした佇まいであり実に魅力的です。サンルーフも再現され、ユーザー取付パーツでサンルーフバイザーが備わっているのもポイントと言えます。 実車の生産終了からもう20年経過した車種になりますが、未だ古さを感じさせない魅力的なスタイリングであると思います。
1/64 トミーテック 1500円 リサイクルショップRatteboss
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トヨタマークII タクシー仕様
GX71型トヨタマークIIの、タクシー仕様です。 マークIIのチョロQは当初HGシリーズではツートン仕様で製品化されたものの、早々に子どもに人気の高いタクシー仕様に変更されました。こちらのアイテムは、途中金型変更を受け台湾製へ移行したモデルになります。安全性を考慮しボンネット先端に突起が設けられたのが特徴です。 日本製にはあったボンネット内のエンジンシールが廃されてしまったものの、ボンネット開閉アクションは健在です。尚、ボディサイドのチェッカー及びルーフ上の行灯、フロントウィンドウの空車の表示ははシールで再現されています。 オレンジのボディカラーに白いボンネットの組み合わせと、実に個性的なスタイルとなっています。HGシリーズのチョロQらしく、かなり遊び心に溢れたアイテムであると思います。
タカラ(現タカラトミー) 330円 HARDOFF HG-017Ratteboss
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トヨタクラウン(8代目)道路公団パトロールカー
8代目クラウン(4ドアハードトップ)の道路公団パトロールカーです。 クラウン史上最も売れた8代目のトミカですが、トミカでは標準仕様の4ドアハードトップをベースに様々な特装車のバリエーションも展開されています。この道路公団パトロールカーも、ハードトップベースながら違和感無く魅力的な仕上がりになっています。 メッキで再現されたグリルの存在感が強く、ワイドボディの特徴である大型バンパーとも相まって押し出しの強さを感じさせます。クリアパーツで再現されたバータイプのパトランプ、ドアミラー付きの左右ドア開閉アクション、ガラスパーツでのハードトップ部の巧みな再現等、80年代のトミカならではの魅力に溢れていると思います。
1/63 トミー(現タカラトミー) 400円 リサイクルショップRatteboss
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トヨタマークII
2002年1月に発売された、チョロQ初クジアソートの内の1台です。 落ち着いたベージュのカラーリングも、マークIIによく合っていると思います。ボンネットが開閉可能です。
タカラ(現タカラトミー) ヤフオク トヨタ 4ドアハードトップRatteboss
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トヨタマークII
2002年1月に発売された、チョロQ初クジアソートの内の1台です。 ブラックのボディーカラーが、高級セダンの雰囲気を感じさせます。ボンネットが開閉可能です。
タカラ(現タカラトミー) ヤフオク トヨタ 4ドアハードトップRatteboss
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トヨタマークII
1999年にチョロQ誕生20周年リニューアル復刻版の1台として企画されたチョロQです。 80年代のハイソカーブームの波に乗り人気を博したGX71マークIIですが、このチョロQのカラーリングがひときわハイソカーらしさを醸し出していると感じられます。ヘッドランプやグリルの塗り分けも魅力的です。 ルームミラーやワイパーが印刷で表現されており、ボンネットが開閉可能なのも特徴です。
タカラ(現タカラトミー) トヨタ 4ドアハードトップRatteboss