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トヨペットコロナ 1500デラックス
トヨタのミドルクラスセダン、トヨペットコロナの3代目モデルです。
3代目トヨペットコロナは1964年9月、海外市場でも通用する高性能、高品質を目指したモデルとして登場しました。「アローライン」と呼ばれた傾斜したフロントノーズのデザインが特徴で、エンジンは70psを発生する1.5ℓエンジンが搭載されていました。高速性能と耐久性をアピールし先代との違いが強調された事から人気が高まり、ダットサンブルーバードとの熾烈な「BC戦争」において販売面で優勢となりました。1968年に1クラス下のカローラに抜かれるまで、国内販売台数1位の座を盤石のものとしていました。尚、ボディバリエーションは基本の4ドアセダンの他、2/4ドアバン、シングル/ダブルピックアップ、後に追加された2ドアハードトップに5ドアセダンと実に多彩でした。但し、5ドアセダンに関しては不人気で少数販売に留まりました。
モデル化の珍しい3代目コロナ4ドアセダンですが、シンプルで落ち着いたデザインにゴールドのボディカラーの組み合わせが魅力的に映ります。アローラインと呼ばれたフロントノーズも忠実に再現されており、グリルに小さく「TOYOPET」の文字が書かれている点もポイントと言えます。ライバルのブルーバードを販売面で追い抜き、国内販売台数1位になったのも頷ける魅力的なスタイリングである事が改めて感じられます。本当に真面目に作り込まれた魅力あるセダンといった印象です。