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- 三菱ギャランΣ 2000スーパーサルーン(76年式)
三菱ギャランΣ 2000スーパーサルーン(76年式)
三菱が嘗て販売していたミドルセダン、初代ギャランΣです。ギャランシリーズとしては通算3代目であり、76年式の2000スーパーサルーンを再現しています。
3代目ギャランは歴代モデルで初めてΣのサブネームが付き、当時の国産車には無いヨーロピアン調デザインを意識したスタイリッシュな4ドアセダンとして登場しました。エンジンは1.6ℓと1.85ℓ、そして2ℓの3種のガソリンエンジンをラインナップしていました。先代ギャランが商業的に失敗しましたが、この3代目はイメージを一新し歴代ギャランの中でも最大のヒットモデルになりました。このギャランΣのヒットが三菱自動車を業界3位へ躍進させるきっかけとなっています。尚、1978年3月にはカープラザ店設置に伴い姉妹車のギャランΣエテルナが登場しています。
ミニカーでは比較的珍しい初代ギャランΣですが、3インチサイズでも実車のヨーロピアン調で上品な雰囲気がしっかりと感じられます。上級グレードである2000スーパーサルーンで尚且つ落ち着いたマルーンのボディカラーである事から、まるで高級車の様な雰囲気です。トミーテックらしく細かな部分までしっかり再現され、特にトランクリッドの「super saloon」のエンブレムの再現は特筆物であると感じられます。
今はセダンから完全撤退してしまった三菱自動車ですが、嘗てはこの様なスタイリッシュなセダンを製造していたことを改めて認識させられ、つくづくセダンからの撤退が惜しまれる所です。このスタイリッシュなセダンのミニカーを見ていると、70年代後半〜80年代にかけて着実にシェアを伸ばしていく、元気だった頃の三菱自動車の勢いが感じられます。