マツダファミリアバン デラックス

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マツダの小型車、ファミリアの初代モデルです。3ドアライトバンの上級グレードであるデラックスを再現しています。

ファミリアはマツダを代表する小型車のブランドでしたが、1963年に誕生した初代モデルは市場調査の結果、商用車であるライトバンの開発が優先されていました。まずライトバンが発売された後に、ステーションワゴン、セダン、クーペが順次発売される形となっていました。ライトバンのエンジンはキャロル用エンジンの排気量を拡大した水冷直列4気筒OHV782ccで、最高出力42psでした。スタイリングはベルトーネが担当しており、個性的で美しいイタリアンデザインが特徴であり、商業的に成功を修めています。乗員5名、後部シートを倒した時の積載量は400kgであり実用性も充分でした。当時の他のライトバンと比較し、貨客兼用というよりも乗用に近いと評されていました。

ミニカー化自体珍しい初代ファミリアバンですが、小スケールながら実車の美しいスタイリングが忠実に再現されており魅力的です。ホワイトリボンタイヤもしっかり再現されています。上品な空色のボディカラーもよく似合っていると思います。人も荷物もしっかり載せられるキャビンがリアルに再現されており、美しいデザインと相まって、ライトバンながら乗用車の雰囲気が強く感じられます。

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