石川県小松市金平町麻畠町 金平鉱山 紫色の緑鉛鉱付き紫水晶

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小松市の鉱山については名称が複雑で、この金平鉱山を尾小屋鉱山と一緒にすることもあれば、尾小屋鉱山金平坑と、尾小屋鉱山の一つとすることもあるしで、バラバラです。

元は、尾小屋鉱山も金平鉱山も別の鉱山。尾小屋鉱山による合併吸収で「尾小屋鉱山 金平坑」となった経緯があるようです。

こちらの紫水晶は12cmの長さ。紫色はやや薄いものの、そのサイズは圧巻。表面は複数の結晶によるカテドラルで、裏側には蝕像によるガサつきに、内部に黄鉄鉱の内包と、4箇所に緑鉛鉱の付着が確認できます。

緑鉛鉱というからには緑色の物がよくある(神岡鉱山など)のですが、こちらは赤紫〜暗紫色の珍しい色味。購入時に話を聞くと、緑鉛鉱の分離結晶はまだ見つかるが、紫水晶に付いたものは珍しい、とのこと。

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