三重県熊野市紀和町小栗須 一族山 薄紫水晶・謎双晶?

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水晶の双晶は角度によって分けられた名称が沢山あり、私も全てを把握している訳ではありません。よって、こちらの7、8枚目の名称が謎。

秩父鉱山の水晶にありました、同様の謎双晶はこちら。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/399
かぐや姫水晶でも不思議な形状のものがありましたね。
https://twitter.com/Matsu_Crystal/status/1658974352485023744?t=s6xjKpenoFthvkKcc7028A&s=19

一定の角度で交わる、ということを考えると、こちらの紫水晶も「双晶」なのでしょう。あまりに小さく、マクロレンズでも撮影ができない物を含めると6つほど確認できました。

さて、双晶抜きにしてもこちらの水晶、前掲の小栗須産紫水晶より、緑色が全面に押されています。むしろ紫感が薄まるレベル。緑色の内包がまるでガーデンクォーツのようで、これで紫色が濃ければガーデンアメシストで通用したでしょう。

埼玉県秩父市中津川 秩父鉱山 斎藤沢 水晶クラスター
埼玉県の水晶は、2000年代に入ってからその存在を知られるほどマイナーだったようで、以前は「埼玉の鉱山で水晶は採れない」と話すコレクターがいたほど。 こちらはそんな時代、1996年に採られた水晶。つまり、以前から水晶があることは確認されていたものの、その情報を公開されることが無かったということですね。 前掲の秩父鉱山の水晶とは違い、クラスターながらも比較的単結晶が長細いです。最大1.2cmではありますが、これだけ単結晶が集まっているのを見ると、秩父鉱山の物とは思えません。 日本式双晶ではないものの、一定の角度で交わる水晶が見られます。三重県の一族山や、大分の尾平鉱山の桜水晶などでもありますが、妙に日本式双晶より鋭角で交わる不思議な物が見られます。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/399

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