山梨県甲府市黒平町 向山鉱山 左ドフィーネ式双晶

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ドフィーネ式双晶は、錐面の下、連続した柱面に、X面が現れているものになります。本来なら1つ置きに出てくるものなのですが、成長の際に2つの水晶が同じ結晶軸を共有してしまったために、こうなりました。

こちらの水晶、クリアなためにドフィーネをきれいに写すことが難しいため、文字とペイントで示してみました。

m1面の左上にX1面・s1面があります。そして、その隣のm2にも同様にX2面、s2面が見られます。
普通の水晶であれば、次のm2面にはXやSは来ず、その隣に現れる(図示していないが、左側に見えるm3面)形になります。

水晶を上から覗き、そこに少し左にずれて水晶が融合した形といえば分かるでしょうか。

向山のどちらの産か不明ながらも、美しい水晶です。

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