新潟県胎内市持倉 水晶単結晶

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前掲の産地の単結晶となります。
5cmほどの長さです。

表面には擦りガラス状のザラつき、錐面には凸凹が見られますが、どちらも石英由来。中身は曇りのない透明な水晶です。

生成の際に偏りがあったのか、錐面ポイントが平行なタビー水晶となっています。

持倉の晶洞ではタビーもそうですが、両錐、日本式双晶といったものも見つかっております。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/342

新潟県胎内市持倉 日本式双晶
持倉の水晶についての研究で、日本式双晶が確認された、と以前お話しましたが、ようやく入手することができました。 横7cmほどの、チャート上に生えた濁りつつも透明な水晶、その中に一対の日本式双晶が見られます。両翼1cmの大きさです。 周りの単結晶は欠けが目立つものが多いのですが、幸運なことに日本式双晶は無傷。奈留島のものと異なり、気持ちぶ厚めな双晶です。 一部両錐の水晶が見られるので、生育が邪魔されない空隙で伸びたのでしょう。両錐自体はガマ内部の中心に生えるため、割と持倉では見られるものです。日本式双晶はどうなのでしょうか? 日本式双晶は論文にて、日本各地で確認されるもので「珍しいものではない」とのことですが、コレクター目線で言えば、やっぱりレアですよね。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/342

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