茨城県東茨城郡城里町塩子 高取鉱山 白雲母内包「雪入り」水晶

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「ミネラ」89号掲載

白雲母が内包されており、その見た目がそれから降ってくる雪❅に見えたことから、雪入り水晶と呼ばれています。

頭の欠けさえなければ、これ以上ない最高の標本と言えたでしょう。割れたところを見ると、ファントムになっています。元の濁った結晶の上に白雲母が生え、その上に透明感のある水晶が成長したようです。

雪入りなだけに、元の結晶部分は剥がれやすい「表層雪崩」が起きてしまったのかもしれませんね。

雪入り部分を観察するには最高レベルの、5センチ超えの太い標本です。

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