1939 ブガッティ・タイプ57C “Tank”
ル・マン24時間耐久レースは1923年に始まりましたが、優勝車を全て集めようと思っている自分としては、なかなかモデル化されることがない戦前のマシンがモデル化されたということで、ありがたい!と思いながら購入した記憶があります。 この年のル・マンは、開催から数ヶ月後に第二次世界大戦が始まったことから、戦前最後のル・マンとして記録されることになりました。 1923年の初開催からすぐに、地元フランス車以外のマシンが活躍するようになっていましたが、1936年のストライキによる中止以降はフランス車が盛り返してきており、その筆頭がブガッティでした。 創始者エットーレの息子ジャンが手腕を振るってスーパーチャージャーなどで武装したこのマシンは、当時としては異様なそのスタイルから“タンク”と呼ばれました。 後に400km/hオーバーの最高速度を記録する世界最高のスーパーカーの名前にもなったピエール・ヴェイロンとジャン・ピエール・ウィミーユのドライブにより、ライバルの脱落もあって2年ぶりの優勝を飾っています。 モデルはライトブルーのカラーが非常に美しく、細かな目のグリルの中に仕込まれたヘッドライトや単座化されたコックピット内のメーター類などの作り込みが非常に良い、お気に入りの一台です。 #コレクションログ