1920’S Coca-Cola SS Bottle "ROCKVILLE,IND."

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1920年代、ごく僅かに生産されたコカコーラSSフレーバーボトル”ROCKVILLE,IND.です。

1917-19年頃からコカコーラSSボトルは次第に姿を消していき、コカコーラのボトルは原則コンツアーボトルに変わっていきます。しかしながら、1920年代〜30年代前半頃まで”フレーバーボトル”という位置付けで僅かなSSボトルが存続していました。

フレーバーボトルとは、コカコーラ社製品の中で、コカコーラ以外の飲み物(今でいうファンタやスプライトなど)の使用も想定したボトルで、その歴史は意外と古く、SSボトル最盛期の1900年代から存在しています。

(私も勉強不足で最近知りましたが、フレーバーボトルについては、コカコーラ用にも使われた、使われていないなどコレクター間で様々な見解があるようです。私としては、著名なコカコーラコレクターのボトルリスト内にて、コカコーラカテゴリーに属するフレーバーボトルも多数ある為、SODA WATERや具体的な飲料の名前が書かれているボトル以外については、両方使われていたのではないかと考えています)

フレーバーボトルの形やデザインはSSボトルよりもさらに個性的なものが多く、大変興味深いです。
また、殆どがブロックロゴ仕様となっています。(スクリプトロゴ仕様のフレーバーボトルはかなりのレアボトルです)

こちらのボトルはマシンメイドのルートボトル社製、デザインが非常にユニークなボトルです。
ブロックロゴの外側に蜂の巣のような独特なデザインと形状があり、別名”ハニカムボトル”とも呼ばれています。

このボトルのベース部にはPAT.MARCH.7.1922と記載があり、1922年にデザインパテントが取得され、
20年代の僅かな期間使用されたと考えられます。

フレーバーボトルはコカコーラ専用のSSボトルと違い、デザイン制約が比較的少なく、様々なボトラーが自由に作ったデザインが存在する反面、ボツになりやすかったり、数が少なかったりするので、かなり貴重なものもあります。
このボトルはその中に入る滅多に出ないフレーバーボトルです。

私も長いコレクション歴の中で出会ったのはこの1本だけです。。。

仕様:王冠栓タイプ
カラー:グリーン
年式:1920年代頃
エンボス: COCA-COLA BOTTLING WORKS
CAP.6 FLU OZS. BOTTLE PAT D,MARCH.7.1922
底部 ROCKVILLE IND.
サイズ:H 約195mm W 約56mm

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