1904-1912 Coca Cola SS bottle "TAMPA FLA" ライトアメジスト

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1904-1912年にブローパイプメイドで作られたTAMPAボトルです。
TAMPAボトルはスクリプトロゴやボトラー表記全てのエンボスがスラグプレートで入れられている、とても面白い仕様です。

更に経年変化によるライトアメジスト(薄紫)化が美しい、希少なボトルです!

TAMPAボトルは、通常はクリヤーカラーですが、経年劣化によるマンガンの化学変化によってライトアメジストカラーに変色しています(マンガンはガラスを透明にする為に配合する)。ガラスに含まれるマンガンは、特定条件下で太陽光などの紫外線を長期間ゆっくり浴び続けることにより、稀にライトアメジストカラーに変色します。

古い教会の窓ガラスが、同様の事象でライトアメジストカラーに変色し、アンティークガラスとして高額取引されるようなこともあります。それは同じガラス製品のコカコーラボトルも例外ではありません。

このボトルは目立った傷も少なく、状態も良いため、ライトアメジストカラーの輝きを十分に堪能できるボトルです^^

仕様:王冠栓タイプ
カラー:ライトアメジスト(元来はクリヤー)
年式:1904年~1912年頃
エンボス: THE TAMPA FLA COCA-COLA BOTTLING COMPANY
底部 DIXIE
~おまけ:変色ボトルについて~

SSボトルは様々なデザイン、カラーがありますが、基本的な色は、アンバー(茶系)、クリヤー、ブルーとなり、最初から紫で作られたボトルはSSボトル、コンツァーボトル共に存在しないと言われています。

その分、わざわざ古いボトルに意図的に紫外線を浴びせ、短期間で紫色を作り出したものも存在しており、これらについてはアンティークコカコーラボトルとしての価値は低めです。

見分け方としては、急激に紫外線を浴びたボトルは、かなり不自然な濃い紫色に変色しますが、自然に変色したボトルはライトアメジスト(薄紫)に変色します。(綺麗といえば綺麗なので、フェイクであることを知っていて、安価で入手するのはOKだと思います)

私もコレクター初心者の頃、濃紫色のコンツァーボトルを入手し、喜んでいましたが、人工的に作られたと知り、がっかりしました。 他にも化学変化で意図的に作られた、アンバーのコンツァーボトルもあります。(こちらも昔知らずに買ったものが今もあります。。。)個人的には濃紫、アンバーも他のカラーボトルと一緒に飾るには綺麗で良いかなと思いますが、高額で買うものではないと思いますので、ご注意ください。

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