TOMIX 92799 JR12-700系客車 ユーロライナー

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実車は国鉄時代の1985年、国鉄名古屋鉄道管理局(現在の東海旅客鉄道東海鉄道事業本部)向けに12系客車から改造製作されたジョイフルトレイン。国鉄時代には団体臨時列車の他、イベント列車及び臨時特急『金星』や臨時急行『赤倉』などに使用。個室車両のみを『カートレイン名古屋』に使用し、同時期運転お臨時列車には展望車のみ、他の客車と連結する運用もあった。デビュー当初は専用牽引機としてEF64-66及びDD51-592(JR東海に継承されず廃車)の2両が専用カラーを纏っていた。この2機がジョイフルトレインの専用機関車を用意した初の事例となっている。
1987年4月1日の国鉄分割民営化後はJR東海(東海旅客鉄道)所有となり、DD51形2機(791号機及び1037号機)、EF64形1機(35号機)EF65形3機(105,106,112)の計6両が専用機関車として塗り替えられていた。
この車両と併結するため、14系5両も車内をリニューアルの上でユーロライナーと同様の塗装へ変更され『ユーロピア』と称されたり、カートレインに使用される自動車積載車も同様の色へ塗り替えられた。ユーロライナーは幅広く運用されたのも特徴で、飯田線で運用された際には両端展望車及びカフェラウンジ車の3両編成になって使用されたりした。しかし臨時列車の減少や客車自体の老朽化により、2005年に引退。専用機関車たちも後を追うように廃車され、2008年にはすべてが廃車されたようである。
模型は再販されたときに専用機関車EF65-112号機(同時期発売,TOMIX製)とともに購入。実車は乗ることは無論、映像を通して見ることしか出来ず、専用機関車だったEF65-112とEF64-66を目にしたにすぎない。これより前にユーロライナー色のEF64-66を購入し、持っていたのだが、調子の悪化などにより保留車化。現在はEF65-112が専用で牽引している。

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