LIFE / 小沢健二

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オザケンの2ndアルバムは発売の翌月にアナログ盤も発売されました。
6分を超える曲が多かったため、そのままA面とB面に分けることができず、CDとアナログ盤では若干曲順が異なり、CDの最後に収録されている「いちょう並木のセレナーデ (reprise)」はアナログ盤未収録となっています。
『LIFE』は洋楽に精通している方とそうではない方で楽しみ方がふた通りあるかと思っています。
フリッパーズ•ギターがそうであったように、このアルバムには元ネタとなる洋楽があり、イントロなどは訴えられてもおかしくないほど完全にパクっていますが、それを笑ってしまうほど見事に自分のものに昇華しています。
それは東大文学部卒という知性と遊び心からくる歌詞によるところが多く、元ネタを知っている人は知っているなりに、知らない人は「オザケン天才!」と思って楽しめる作品です。

まずはアルバムのタイトルロゴ、こちらはスライ&ザ•ファミリー•ストーンの同名アルバムから拝借したもの。
楽曲は、ジョーン•アーマトレイディング、ベティー•ライト、ジルベルト•ジル、ジャクソン5、ポール•サイモンなどをオマージュしていますが、あの若さでここまでオマージュできるということは、オザケンもそれなりに洋楽に精通していたということであり、完全なる確信犯だったということになります。

https://youtu.be/fjume22f9kE?si=qKL1kN1IMUpgvK0I

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