初恋 -浅き夢みし- / 村下孝蔵

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村上保の切り絵によるジャケットが印象的な村下孝蔵最大のヒットとなったアルバム。
「初恋」はアルバムバージョンで、シングルがドラムから始まるのに対し、アルバムバージョンはキーボードからゆっくりと始まります。たぶん、ヒットしたシングルがアルバム内であまり際立たないよう配慮されたのでしょう。その効果もあり、「初恋」から「踊り子」までの流れはとても綺麗です。

村下孝蔵は「初恋」のヒットによる多忙で一時体調を崩し、以後も「初恋」を超えるヒットを生む試練に苦しめられます。
売れなくても大変だし、売れても売れ続けることに苛まれる…。モノを作る仕事は精神的な強さも必要なんだと痛感します。

ともあれ、このアルバムはジャケット込みで名盤です。

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