タワーリングインフェルノ

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スティーブ・マックイーンとポール・ニューマン
二人とも渋くてカッコイイ俳優さんですね

スカイラインCMの俳優さんがポール・ニューマンでしたね
ここミューゼオで情報を得ました
スティーブ・マックイーンはブリット・大脱走・ハンター
パピヨン・ゲッタウェイなど見ました

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    woodstein

    2019/12/17

     DVDケースの画像ですが、マックイーンの顔写真が左側で下の方、ニューマンが右側で上の方、という配置になっていますが、これには意味があります。

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    13f_shizu

    2019/12/17

    woodsteinさん
    こういうところも
    意味のあるとは・・・
    是非教えてください

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    woodstein

    2019/12/18 - 編集済み

     「ビリング(billing)」という語は、最近ではあまり聞かなくなりましたね。日本語で言うと「配役順位」ということになるでしょうか。つまり、映画、テレビドラマ、演劇など複数の俳優が登場するものでは、その配役を紹介するときどのような順番で行うか、ということで、要するに俳優の「大物度具合」の具現化とでも言えますかね。このことに関しては、特にアメリカ映画では様々なエピソードがあるのですが、それは我がミュージアムで該当作に関するアイテムが登場したときに、余裕があれば紹介するとして、今回は『タワーリング・インフェルノ』に関して、に絞ります。
     この映画はアーウィン・アレンお得意のオールスターキャストパニック映画で、公開当時には特にスティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、そしてフェイ・ダナウェイの4氏が共演、というのが宣伝の売り文句でしたが、ではこの4氏をどのように序列化するべきか、ホールデンは一時代前は大スターでしたがこの映画の頃はベテラン扱いで役自体も脇を固めるもの、ダナウェイもこの映画では脇役ですからこの2人が序列のトップにはならない、そうなるとニューマンとマックイーンのどちらをこの映画の配役順位のトップに据えるのか、両者とも主役であるのでどちらかを優位にすることはできない、そこで執られたのがオープニング・クレジットで画面の左側にマックイーン、右側にニューマンの名を配するという措置でした。欧米の書式では先に読む左側のマックイーンが一見すると上位になりますが、文字が配置される「縦位置」ではニューマンの方が高くなっており、結局はどちらが優位か分かりにくい表示になっていて、この配置は共に主役を務める二大スターに優劣をつけず名前を出すための苦肉の策であったわけです。要するに

          Paul
          Newman
     Steve
     McQueen

    という位置関係でした。個人的には、ニューマンの方が年長なのでマックイーンは譲っても良かった気もしますが、プライドの問題などもあったのかもしれません。ちなみに、日本の宣伝用チラシやポスターなどでは、上記4氏は

            ニューマン
     マックイーン
                  ホールデン
                        ダナウェイ

    という位置関係で、オープニング・クレジットの位置関係が踏襲されています(ファーストネームは省略しましたが、実際にはフルネームで表記されています)。そして、この関係が、展示のDVDの両者の写真の位置関係にも反映されているわけです。
     以上、何とか説明してみましたが、ご理解いただけたでしょうか。

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      13f_shizu

      2019/12/18

      woodsteinさん
      よ~~くわかりました
      色々と気を遣っているんですね
      詳しく教えていただいて
      ありがとうございました
      また 教えてくださいね

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  • Lion

    toy ambulance

    2019/12/18 - 編集済み

     woodsteinさんのコメントにある「タワーリングインフェルノ」の配役順位の苦心惨憺のエピソード、ここまで来ると、却って当事者の俳優が狭量のように見えてしまいますね。 昔の東映時代劇で主役と大御所の扱いで、ラストにも一枚看板を持ってくるようになったと言うような話は聞いた気がしますが、そのようなことも含めて、woodさんの解説の機会を楽しみに待ちたいと思います。

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    オマハルゲ

    2019/12/18

    この映画、「高層ビルが火災に巻き込まれる」という似たような内容の映画をワーナーと20世紀フォックスがそれぞれ企画していて、「だったら共同で作りましょう」という流れで製作されたんですよね。
    その結果、実現不可能だった2大スターの共演が見られるようになったわけで、どちらかの映画の企画がポシャっていたら二人の共演は見られなかったでしょうね。

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    woodstein

    2019/12/19

     何か話を振られたようなので、少しだけコメントを加えます。ビリングについて「当事者の俳優の狭量のように見えてしまう」というtoy ambulanceさんの感想は当然の見解であり、実際に「自分はビリングのトップを他人に明け渡す気はない」という旨を公言していた俳優もいます。ただ、当該『タワーリング・インフェルノ』の場合はどうかというと、ニューマン、マックイーン個人の意向もあったでしょうが、どちらかと言うと双方の取り巻きの代理人や弁護士の意向を加味した製作側との妥協の産物だったような気がしますね。ちなみにニューマンとマックイーンの撮影中の関係は極めて良好で意見の相違があったのは好みのビールの銘柄が異なったことくらいだった、という逸話もありましたが、本当かどうかは…。
     ということで、この駄文を読んで下さった方々にお勧めしたいのが、今後映画やテレビドラマを観る際にクレジットされる配役順位にも多少関心を持たれることです。結構いろいろなものが見えてきたり、想像できたりするかもしれませんよ。

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      13f_shizu

      2019/12/19

      woodsteinさん
      ありがとうございました
      いろいろな物が見えてくる・・・
      私もそう思います

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