ファンとアンチの狭間で ~ VOL.23 美女と野獣⑤

初版 2020/10/06 18:45

改訂 2023/01/24 08:04

*なんでこんなことを綴っているのかはこちらをご覧ください

 ファンとアンチの狭間で ~ 本当の自己紹介


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*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.19 美女と野獣①

*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.20 美女と野獣②

*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.21 美女と野獣③

*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.22 美女と野獣④

*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.24 美女と野獣⑥

*ファンとアンチの狭間で ~ VOL.25 美女と野獣⑦


今回はお城に使える召使いズについて。

個性豊かな面々が揃っていて、物語に彩りを添えています。


●コグスワース●

執事のコグスワースです。

仕事柄、物事に対してきっちりしてる性格なのもあり置時計の姿をしています。

・意外に恋愛マスター

ワガママな主の命令を忠実にこなそうと奮闘するコグスワース。

しかし彼とは対照的な自由気ままな仲間に囲まれているため、いつも主の命と仲間の行動の板挟みになっています。

気苦労が絶えない苦労人です(笑)


そんな四角四面なコグスワースの違う一面が見られるシーンがこちら。

オオカミの群れと戦った際に怪我をして、ベルにその手当てをしてもらった野獣。

そのお礼に何か贈り物をしたいと思いつきます。

でも自分ではさっぱり思いつかず、コグスワースに「何がいい?」と尋ねます。

そうですなぁ…ありふれた物なら花とかチョコレート、守る気の無い約束

と答えるコグスワース。

何に対しても全力の誠意で応えそうな彼にしては、だいぶ意外な答えだと思います。

今までの人生で女性にそんな約束を贈ってその場を取り繕ったことがあるのでしょうか(笑)


・彼もまた…

呪いがとけ、無事に人間の姿に戻ったコグスワース。

時計の針だった長い髭も、でっぷりした感じも、首に下げた時計もそのままです。


話は変わりますが、この時代は凝った髪型が流行った時代。

でもせっかくセットしたものを毎度崩して洗いなおすのは大変…ということで、完全に剃髪してカツラを被るのが上流階級では一般的だったようです。

(洗髪も一般的ではなかったのか、毛じらみ対策の面でも剃髪は有効だった模様)

そのためコグスワースも御多分に漏れずカツラ愛好者です💕


●ルミエール●

給仕頭のルミエールです。

晩餐のテーブルに乗っている燭台の姿をしています。

・チャラ男

チャラいです。女性大好きです(笑)

ベルの手にもたくさんのキスを贈ります。

そんな彼ですが、メイドのフィフィ(羽ばたきの姿)とお付き合いしています。

仕事中でも人目を忍んでイチャイチャしてます(笑)

ちなみに人間に戻った時のルミエールとフィフィ。

けっこうな年の差カップル。

というかフィフィが美人過ぎィ!!!!

フィフィならもっと良いオトコ捕まえられそうな気がする(笑)


・お名前トリビア

元々は「ルミエール」という名前ではなく、シャンデリアにちなんだ「シャンダル」という名前だったのだそう。

しかし言いやすさを重視して今の名前に。

そして映画と写真技術を発明したルミエール兄弟に対する敬意も込められているとか。

もし「シャンダル」のままだったら、燭台じゃなくてシャンデリアの姿だったのかな?

そうすると動き回ったりできないし、他の仲間とサイズのバランスが取れないから燭台姿で結果オーライだったね。


●ポット夫人&チップ●

メイド頭のポット夫人と彼女の息子のチップです。

ティーポットとティーカップ姿をしています。

ちなみに当初は「カモミール夫人」という名前だったけど、歌詞と韻の関係で「ポット夫人」という名前に変更されたのだそう。


・誰の子???

アニメーション映画ではチップの父親の名前も存在も出てきません。

実写版の方では父親が少しだけ出てくるんだそうですね。

(実写の方は見てない)

父親の名前は「ジャン」、ベルの住む町で陶芸家をしているんだそうで。


アニメーション映画の情報がすべてだった時は、てっきりルミエールが父親だと思っていました。

ポット夫人の年齢的にこのどちらかと夫婦でも違和感がなく、

アニメーション映画ではカットされましたが、『人間に戻りたい』という曲にこんな歌詞があります。


***

[ルミエール]

 (前略)

 すてきなデートも 

 人間なら また人間なら

 すっきり身支度して 

 また遊びに また出かける

[ポット夫人]

 また浮気はじめる

[ルミエール]

 ハッハー!

 みんな戻る 自分に戻る

[ALL]

 人間に戻りたいな

***


つい最近までこのシーンの映像がなかったので、てっきりポット夫人がルミエールに対して浮気を窘めてるのだと思っていました。

だからポット夫人の夫はルミエールなんだと。。。

でも違ったんだ・・・というか、本当にこの作品は人間関係がよくわからない💧


・いつの子???

「いつの子???」というのは二つの意味があるのですが、まずはひとつ目。

人間に戻ったポット夫人とチップ(+モーリス)です。

母と子っていうより、おばあちゃんと孫のような見た目ですね。

チップは見た目から6歳くらいでは?と言われています。

・・・ポット夫人、自分で生んだならだいぶ高齢出産だったんだなぁ。

ついでにモーリスと夫婦ってことでも全く問題ない見た目(笑)


そしてふたつ目。

魔女によってお城丸ごと呪いを受けたであろう時期は、英語版の情報より今よりおよそ10年前。

でもアニメ映画のチップの年齢はおよそ6歳。

・・・ポット夫人はポット姿のままチップを生んだのか?(笑)

ちなみに実写版ではこのツッコミ回避のために、呪いをかけられた時期をぼかして(10 years → too long)いるのだそう。


この映画は歌と映像にこだわり過ぎたせいか、話と設定にボロが多いな(笑)


・チップは意外に賢い

自宅の地下室(?)に閉じ込められたモーリスとベル。

ふたりを助けるために、モーリスが開発した「自動薪割り機」の窯を焚いて、薪割り機の斧で扉を破壊して救出します。

6歳なのに火起こしが上手で、初めて見る謎の機械を使いこなせるチップはけっこう賢い子供です。


・チップの兄弟たち

実の兄弟ではなさそうですが。。。

ベルが晩餐会を拒否した後のシーンでのひとコマ。

晩餐の片づけを終え、チップは食器棚の「寝室」に戻ります。

これを見ると上下段に分かれて、たくさんの子どもたちがいることがわかります。

チップが眠る下段にも、すでに眠りについてるたくさんの兄弟たちの姿が。

この城、子供の数多くない?!

子持ちの住み込みの召使いが多いのかな?

家族丸ごと住まわせてくれるって職場環境としては最高ね。

なんかもう城の中に託児所でも作ればいいんじゃないかな(笑)


To be continued...


#2020年

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#壮大なひとり遊び

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#謎が尽きない作品

#ポット夫人は謎多き女

学生時代にディズニーランドにある"クイーン・オブ・ハートのバンケットホール"でアルバイトをしていました。
それがきっかけで業務上必要に迫られ知識をためていったらディズニーが好きに。
ここには私が気に入って収集したディズニーアイテムを多数展示しています。

***祖父の遺品である切手のミュージアムを開設しました。
そちらもゆるゆる展示していきます。

https://muuseo.com/YMJ-StampRoom

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