EF60 ぶどう色

0

レギュラー版パート15。
ところで、なぜ「ぶどう色」って言うのでしょう? 今度、調べてみようと思います。
ぶどう色の機関車をリアルタイムでみたのはEF58くらいです。そもそも、機関車を見ること自体があまりなかったですが。

#Bトレ #電気機関車 #EF60 #ぶどう色

Default
  • Picture

    Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)

    2020/07/11 - 編集済み

    古来、日本ではぶどうと言えば山ぶどうであり、その実の紫がかった濃い赤色が「ぶどう色」のルーツだそうですが、植物由来の色ゆえに、旧来の“ぶどう色”はかなり赤みがかったものから相当濃いものまで幅広く指していたようです。
    そんな古い時代の日本では、山ぶどうの一種であるエビカズラが山ぶどう、ひいてはぶどうを代表する種類だったそうでして、このエビカズラを漢字で書くと「葡萄葛」。つまり、古い日本語では、「葡萄」と書いて「えび」と読んでいたそうで、「葡萄色」は「えびいろ」だったそう。

    時代が下って江戸時代の中頃から、伊勢海老の甲羅の色に似た濃い茶色を「海老色」と呼ぶ習慣が生まれたそうですが、甲羅の茶色もまた赤っぽいものから黒っぽいものまで幅が広い。
    こうして、色調が似ている上に読みまで同じ「葡萄色」と「海老色」はだんだん混同されるようになり、「葡萄色」を「ぶどう色」と読んで読みを区別するようになっても、日本人の感覚としては“ここから赤寄りが葡萄色で、茶色寄りが海老色”と厳密に区分するわけにはいかなかったようです(カラーコーディネーター等、色彩の世界では葡萄色と海老色はマンセル記号などできちんと区別されているそうです)。現代でも、緑色の葉っぱを「青葉」と言い続けていますよね。

    というわけで、電気機関車や客車等の車体に塗られた「どう見ても茶色」は、立派な「ぶどう色」なのだそうです。受け売り且つ付け焼き刃の駄文を長々とスミマセン。。。_(..)_

    返信する
    • File

      yamajang

      2020/07/11

      ご丁寧なご説明をありがとうございます。
      なかなか複雑な経緯なんですね。
      自分の言葉でも説明できるように、しっかり理解しておきたいと思います。
      引き続きよろしくお願い申し上げます。

      返信する
    • 冗長な文章でスミマセンでした(汗)。
      色と言えば、まだ国鉄だった時代の『交通公社の時刻表』では、国電区間のページになると路線別時刻表の柱に“△△線―○○色の電車”と記されていましたが、エメラルドグリーンの103系電車が走る常磐線は“あお色”と記されていたことを思い出しました。

      返信する
    • File

      yamajang

      2020/07/11

      いえいえ、とんでもないです。詳しくご説明いただいて大変ありがたく思っております。
      おっしゃるとおり、確かに「あお色」の表示がありましたね。懐かしく思い出させていただきました。

      返信する