Ceratocephala rhabdophora

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チェコで採集されたシルル紀後期のケラトセファラです。

一見、キファスピスのデビルホーンのように棘は前方に向かって伸びているのかと思ってしまったのですが、実際には後方に伸びた棘(Occipital spines)です。頬棘(Genal spine)も左側だけ観察できますが、いずれの棘も細く真っ直ぐでケラトセファラの特徴が表れています。

ツールと技術があれば、全身とは言わずとも頭部全体くらいは出てきそうですが、母岩はかなり硬く素人には手出しできない感じです。

同じくPozary fm.から産出するケラトセファラにCeratocephala rhabdophora (Hawle & Corda, 1847) と言う種があり、見た目も似通っているため、このタイトルですが、情報も限られておりあまり自信はありません。

#三葉虫 #Trilobite #化石

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    Trilobites

    2024/10/19 - 編集済み

    Koneprusiaの近縁ではりますが、頭部から後ろに伸びる4本の棘など、また印象が異なる種類ですよね。これだけでは種名の同定までは難しいですが、この様な希少種が部分化石とはいえ入手できるのが、本産地の魅力です。Bohemoharpesと思われる鰐もみられ、色々なお宝が埋まってそうですね。

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      xiu_trilobite

      2024/10/19

      ご指摘のとおり、この標本はもともとBohemoharpesがメインで購入したもので、Ceratocephalaには後から気付きました。希少種の部分化石は情報も少ない分、あれやこれや想像の余地があって、別の楽しみ方がありますね。

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