荒木経惟写真全集 第3巻「陽子」入手

初版 2021/02/27 19:47

改訂 2021/02/27 20:37



先日、ミューゼオ編集部のモノ日記で荒木経惟さんが撮影した写真について書かれていたものを読み、久々に目にした荒木経惟さんの名前に懐かしさを感じました。


というのも、学生時代に所属していたサークルで学祭に荒木経惟さんと森山大道さんをお招きし、対談をしていただいたことを、ふと思い出したからです。



対談の内容はほとんど覚えていませんが、荒木経惟さんが圧倒的に喋りまくっていた記憶があります。当時お二人とも40歳代前半くらいだったと思いますが、動と静の極端に対照的なお二人で、対談というよりも荒木経惟さんのワンマントークショーの様相を呈していました。

また、荒木経惟さんは、対談の前後に、サークル所属の女子学生に小型カメラを向けシャッターを切りまくっていました。対談でのマシンガントークもそうですが、常にカメラを手離さず、写真を撮りまくるバイタリティに感服しました。


ただ、当時、私は個人的には、荒木経惟さんの作品に「猥雑さ」のようものを感じ、それがあまり好きにはなれませんでした。なので、森山大道さんの作品集は持っていましたが、荒木経惟さんの作品集は持っていませんでした。



今回、久々に荒木経惟さんの名前を目にしたことで、何か1冊、作品集が欲しくなりました。荒木経惟さんといえば、やはり奥様の陽子さんをモデルにした作品が有名なので、ネットで探し、今日届きました。

荒木経惟写真全集全20巻の第3巻「陽子」で、2010年に発行された第9刷の新品です。




電通社内での出会いから、1990年に陽子さんが亡くなるまでの夫婦の物語が写真と陽子さんのエッセーにより雄弁に語られている良い写真集です。

ページを繰っていくうちに、若いころ感じていた「猥雑さ」のようなものが、「人間らしさ、あるいは人間くささ」のようなものに自分の中で変容しているのを感じました。

最後の方に荒木経惟さんの手書きの手記が掲載されているのですが、その中で「ヨーコが逝ってからは、私は空ばかり写している。」という一節が強く心に残りました。


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