1916 Bosnia and Herzegovina 矢印の切手

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狩のための矢ではない、サイン化された線描でジグザグ矢印がデザインの一部として登場するのは、これが手持ちの切手では最初です。

描かれているのはローマ神話由来のメリクリウスで、商人や旅人の守護神だったらしい。ギリシャ神話のヘルメスと重なっているとか、英語の Wednesday もこのヒトに由来するなど、ウィキはいろいろ教えてくれます。でも、どうして彼から矢印が走り出ているのかは想像するしかないようです。何か、オーラのような「威光」がほとばしっている感じでしょうか?

今のボスニア・ヘルツェゴビナが、ユーゴスラビアに編入される前の10年間、オーストリア・ハンガリー帝国の一部だった頃の切手です。美しい凹版で、構成もかっこいい一枚。

発行国:ボスニア・ヘルツェゴビナ(オーストリア・ハンガリー編入時)
発行時期:25 October 1916
切手タイトル:Newspaper Express
図案:Mercury メリクリウス
印刷方法:凹版印刷 intaglio
製作者:design: A. Cossmann

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    fanta

    2023/04/30 - 編集済み

    オーラを表す矢印に、私にも思えます。
    そう思うと、どこかマンガちっくな原点を見るようにも……

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      tomonakaazu

      2023/04/30

      「どこかマンガちっくな原点を」
      まさに!矢印で視線を動かす、というのはマンガ的な表現と繋がっていますね。

      ジャコモ・バッラが、足がたくさんあって「テケテケ」歩いている犬を描いたのはいつだっけ、、と調べたら、未来派の画家たちの宣言が1910年でした。この切手は、まさにそんな先端アートの影響を受けてデザインされたのかも、と想像すると楽しいです♡

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    8823hayabusa

    2023/05/09 - 編集済み

    この戦士の顔の向きのアングルがなんとも。  矢印が直線のもあれば雷マークみたいにジグザグになっているのが??ですね。

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      tomonakaazu

      2023/05/09

      今から107年前のデザインだと思うと、かなりクールですよね、このアングル。そう思うと、いろいろな矢印もたぶん、意図的にこうなっているような、、矢印のある切手の原点♡と思ってアップしました。

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