交通公社の全国小型時刻表 1975年 4月号

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交通公社の全国小型時刻表 1975年(昭和50年) 4月号
表紙は北陸本線を走る485系の雷鳥号。ボンネット車ですね。大好きです。
この年の3月に、新幹線が博多まで開業しました。山陽本線の走る在来線は相当数淘汰されましたが、ゴールデンティークという繁忙期には山陽本線のみならず、各地で臨時列車が運行されました。
ゴールデンティークは、年末年始同様に「特別措置」という名目で、優等列車の指定席、自由席の扱いが変わるケースが多々有りました。
・指定席車の変更
・指定席が自由席車に変更するケース
・寝台車が自由席車に変更するケース
車両やりくりが大変だったんだろうと想像するばかりです。

その時期に各地で走っていた臨時列車。急行列車の増発でお客をさばいていたことがよく分かります。
・山陽本線〜九州 特に電車特急「夕月」が印象的です。
・中央本線 増発された急行は、急行きそ号の電車、客車のバリエーション、急行戸狩号、くろよん号のディーゼル車、客車急行ちくま号と、総花的な様相の西線です。
・日豊本線 個人的に気になったのは、客車の快速列車。宮崎→小倉を夜行列車として快速が運行されていたんですね。急行日南が客車で走っていたので「まああったんだろうな」と思いながらも、実際に目の当たりにするとぐっときますね。
・上越線 それにしても急行「佐渡」の数の多さ!そして、後に特急昇格となる「鳥海」も定期では夜行急行で活躍している時代でした。

ピックアップしてみた広告は、沖縄海洋博。1975年7月20日から1976年1月18日まで開催された博覧会のお知らせ。この博覧会は沖縄本土の復帰が1972年に実現し、その記念に開かれた博覧会でしたね。ちなみに、本土復帰絡みの列車名でいえば「なは」号でしょうか。これは「復帰を願って」つけられた列車名称だったようです。1975年4月時点では583系を使用した寝台特急として活躍していました。

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