関西線電化、牟岐線が新規開業など 交通公社の時刻表 1973年 10月号

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交通公社の時刻表 1973年 10月号
表紙は関西本線を走行する快速電車113系。この塗色は春日色と呼ばれていたようですね。デカ目、非冷房車ですので、歴史を感じます。

この号ではダイヤ改正情報を収録していますが、俗にいう「白紙ダイヤ改正」ではなく、増便、スピードアップが中心のものでした。その中でも寝台特急電車も増便されていた時代で、京阪神〜九州では、3往復分(長崎行あかつき号、大分行彗星号が各1往復、佐世保・大分行として併結運転となる「あかつき・彗星」号が別途1往復)、上野〜秋田・青森ではあけぼの号が1往復追加され2往復体制となりました。
ダイヤ改正当日に到着する夜行列車について、9月30日からの「移り替わりご案内」にかなりの紙面をさいて説明されています。車両のやりくりの関係で、現行と改正後の列車が同時に運転されたりと、興味深いダイヤがみられます。

その他、関西線湊町(現JR難波)〜奈良間、成田線我孫子〜成田間、東金線成東〜大網間が電化線区の仲間入りとなりました。
また、新規開業線として、牟岐線牟岐〜海部までの11.6キロが開業しました。余談ですが、45年たった現在、牟岐から阿波海南については、10月31日付けで廃止となり、DMV導入が決定しましたね。

ピックアップしたのは、急行列車のビュッフェ営業について。この年の11月30日をもって信越線、中央東線の急行列車を除き、すべての急行列車からビュッフェ営業がなくなりました。ここでは廃止対象急行のひとつ、急行立山号、急行ゆのくに号の当時の編成表を取り上げました。

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